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猛暑の中、ランドセルではなく「迷わずリュック」を選んだ帰国親子。「日本ってさ」思わずハッとした

  • 2026.6.24

学校から熱中症対策として“リュックOK”という案内が届いたものの、実際にはランドセルの子ばかり。迷っていた私が、あるママ友の言葉にハッとした出来事をご紹介します。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

届いた案内

娘が小学1年生だった頃、学校から熱中症対策についてのお知らせが届きました。

「ランドセル以外の、通気性の良いリュックでも登校可能です」

さらに、帽子も自由とのこと。
最近の猛暑を考えれば、かなりありがたい対応だと感じました。

ただ、登校班を見ると、実際には、ほとんどの子が今まで通りランドセルだったのです。娘も「みんな、今まで通りだよ」と言います。

私自身も、正直少し迷っていました。
「うちだけリュックって浮かないかな……」
そう考えてしまい、結局そのままランドセルで通わせていたのです。

帰国したばかりのママ友

そんなある日、アメリカから帰国してきた子どもが同じクラスに転入してきました。その子のママと友達になり、学校の話をしていた流れで、私はリュックの件を口にしたのです。

すると彼女は、驚いたように笑いました。

「うち、最初の1週間ずっとリュックだったよ」

聞けば、帰国直後でランドセルの準備が間に合わず、そのまま普通のリュックで通わせていたそうです。

思わず「目立たなかった?」と、聞いてしまいました。

すると彼女は、あっさりこう言ったのです。
「子どもたち、意外と気にしてなかったよ」

さらに、こんな言葉も続きました。
「日本って“みんなと同じ”を意識するけど、暑さから子どもを守る方が大事じゃない?」

その瞬間、なんだかハッとしました。

こだわっていたのは誰?

私は、“子どもが浮かないように”と思っていたつもりでした。
でも実際は、周りの目を気にしていたのは、私自身だったのかもしれません。

もちろん、周囲に合わせることで安心できる場面もあります。
ただ、“本当に子どものためになるか”を基準に考えてもいい。

帰宅後、本人に聞いてみました。
「今年はリュックにしてみる?」

娘は迷わず「うん」と答えます。

「お友達と違っても気にならない?」

すると、不思議そうな顔でこう言いました。
「違うとダメなの? 全然気にならないよ?」

その言葉を聞いた瞬間、肩の力が抜けた気がしました。

「ウチは、暑い日は迷わずリュックにするよ」
そう笑っていたママ友の言葉と、娘の何気ない一言。

私が勝手に大きくしていた“周りの目”は、思っていたほど強いものではないのかもしれない──そう感じた出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大空琉菜
受付職を経て、出産を機に「子どもをそばで見守りながら働ける仕事」を模索しライターに転身。 暮らしや思考の整理に関するKindle書籍を4冊出版し、Amazon新着ランキング累計21部門で1位に輝く実績を持つ。 取材や自身の経験をもとに、読者に「自分にもできそう」と前向きになれる記事を執筆。 得意分野は、片づけ、ライフスタイル、子育て、メンタルケアなど。Xでも情報発信中。

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