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崖っぷち28歳「魂売っても叶えなきゃ」→幽霊に体を明け渡した結果…?狂気の承認欲求に「胸糞悪いけど読んじゃう」【作者に聞く】

  • 2026.6.22
【漫画】漫画でどうやってバズるのか? 画像提供:東山わかる(@wakarueast)
【漫画】漫画でどうやってバズるのか? 画像提供:東山わかる(@wakarueast)

「描いてバズる保証はないけど、描かないと絶対にバズらない」

28歳、崖っぷちアラサーの木村サエコは漫画家志望だ。非正規雇用の仕事の合間を縫って「SNSでバズ漫画を出したい!」「一度でいいから通知止まんなくなってみたい」と懸命に漫画を描く。そこに突然、幽霊になった元人気漫画家が現れ、「2桁万バズ」を約束する。憑依されたサエコが描いた漫画は1万3000のいいねを獲得し、承認欲求が満たされていく。しかし、バズりは一瞬で、たった1回バズったくらいで人生は何も変わらないことに気づかされる。サエコは「約束の2桁万バズにいってない」と、ついに幽霊に体を明け渡してしまうのだった。

絶対にバズりたい女の話02 画像提供:東山わかる(@wakarueast)
絶対にバズりたい女の話02 画像提供:東山わかる(@wakarueast)
絶対にバズりたい女の話03 画像提供:東山わかる(@wakarueast)
絶対にバズりたい女の話03 画像提供:東山わかる(@wakarueast)
絶対にバズりたい女の話04 画像提供:東山わかる(@wakarueast)
絶対にバズりたい女の話04 画像提供:東山わかる(@wakarueast)

今回は、東山わかる(@wakarueast)さんの創作漫画「絶対にバズりたい女の話」を紹介するとともに、制作の経緯など話を聞いた。本作は、東山さんが漫画のオンラインスクールで半年ほど勉強した際の卒業制作として描かれたものだという。

こだわりの俯瞰描写と“初エッチ”のような憑依シーン

60ページ強という大作のため、東山さんは「どうしたら飽きずに最後まで読んでもらえるか?」という点に気を配ったという。自身がキャラクター作りに慣れておらず、主人公が読者に受け入れられるか気がかりだったが、全話公開後に「共感した」「かわいい」という感想が寄せられ安堵したそうだ。

作中には俯瞰から見た汚部屋や、ちょっとHな憑依シーンが登場する。俯瞰の汚部屋は、子どものころに親しんだ絵本のようなワクワク感があり、絵としておもしろいと考え取り入れたという。憑依シーンについては、「不安と緊張、期待とトキメキの混ざったようなドキドキを読者に感じてもらえたら」という思いで描かれた。「それはもしかすると『初エッチ』にも似た感情かもしれないと思っていたので、読んだ人から『エッチだ』という感想をたくさんいただき、ある意味で狙いどおりの反応だったのでうれしかったです」と東山さんは語る。

バズは目的ではなく手段。次なる成長物語へ向けて

バズりたいという気持ちについて東山さんは、「大きくバズると多くの人に読んでいただけるので素晴らしいなと思います。想像もしなかったほど遠くまで作品が届き、思いがけない反応をいただくこともあり、それはわたしにとってある種の奇跡のようにも感じられる体験です」と話す。一方で、「バズというのは作品を多くの人に届けるための1つの『手段』にすぎないので、バズることそのものが『目的』になってしまったら、それはきっと苦しいことだと思います」と冷静な視点も併せ持つ。

これまで、現状に不満を抱く主人公が奮闘し、ありのままの自分を認めてくれる異性と心を通わせて救われるような、成長物語やラブコメ的な作風を多く描いてきたという。「これからも読者がキュンとしたり感動したりできるお話を作りたいなと思っているので、次の作品もぜひまた読んでください!」と意気込みを語ってくれた。

取材協力:東山わかる(@wakarueast)

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