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「客が来てるんだ、お茶ぐらい用意しろ」出産から5時間の妻に命じた夫、義母が湯呑みを置いて帰った理由

  • 2026.7.13

産後5時間の病室で

二人目の子を産んで、まだ5時間ほどしか経っていない時のことでした。

体はまだ重く、少し動くだけでも痛みが走ります。看護師さんからも、今はできるだけ安静にと言われていました。

そこへ、義父母がお見舞いに来てくれました。

孫の顔を見に来てくれたのは、素直にありがたいことです。

私はベッドに横になったまま、丁寧にお礼を伝えました。

ところが、しばらくすると夫が眉をひそめ、私に向かって言い放ったのです。

「客が来てるんだ、お茶ぐらい用意しろ」

一瞬、聞き間違いかと思いました。産んだばかりの妻に、来客へのお茶を出せと言うのです。

もともと夫は、家事も育児も「女の仕事」だと思い込んでいる人でした。

その考えは、こんな場面でも変わらなかったのです。

「あなた、この子は今、動いちゃいけない体なのよ」

見かねた義母がたしなめても、夫は引きませんでした。

「これくらい平気だろ。母さんたちにお茶も出さないなんて、失礼だ」

義母が湯呑みを置いて帰った理由

これ以上言い合っても、夫は聞く耳を持ちません。私は仕方なく、痛む体を起こして給湯室へ向かい、震える手でお茶を淹れました。

傷の痛みで足元がふらつき、廊下の壁に何度も手をつきながら、湯呑みをのせた盆をやっとの思いで運びます。額には汗がにじんでいました。

「どうぞ、召し上がってください」

やっとの思いで差し出したお茶を、義母は受け取りませんでした。

湯呑みをそっと盆に戻し、静かに立ち上がったのです。その顔には、はっきりとした怒りがありました。

「私は、産んだばかりの嫁にお茶を淹れさせてまで、飲みたくありません」

義母の言葉に、夫は目を丸くしました。

「今日は帰ります。あなたは、奥さんが今どんな状態か、少しは考えなさい」

そう言い残すと、義母は義父をうながして、湯呑みに手をつけないまま病室を出ていきました。

残された夫は、ばつが悪そうに立ち尽くしています。

「…別に、俺は普通のことを言っただけだ」

そうつぶやく夫の声は、さっきまでの勢いをすっかり失っていました。自分の母親にまで正面から叱られ、顔を赤くして目を伏せるばかりです。

後日、義母は改めて我が家を訪ね、私の手をとってくれました。

「あの子が無理をさせて、本当にごめんなさいね」

あの日、湯呑みに口をつけずに帰ったのは、嫁に無理をさせた息子への、精一杯の抗議だったのです。夫はそれ以来、私に「お茶ぐらい」という言葉を、二度と口にしなくなりました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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