1. トップ
  2. エピソード
  3. 「離乳食ばかりだと愛情不足で可哀想よ」と主張する義母。だが、夫が見せた日記に顔が真っ赤になったワケ

「離乳食ばかりだと愛情不足で可哀想よ」と主張する義母。だが、夫が見せた日記に顔が真っ赤になったワケ

  • 2026.6.22

アポなしで来る義母

娘が生まれてから、義母は連絡もなしに我が家へ来るようになりました。インターホンが鳴って出ると、もう玄関に立っているのです。

その週末も、突然やってきました。生後三ヶ月の娘を抱き上げるなり、義母はキッチンの棚に目を留めます。

「あら、またレトルトの離乳食のストックがあるわね」

聞こえよがしの声が、リビングに響きました。

「レトルト離乳食ばかりだと愛情不足で可哀想よ」

夜中の授乳でほとんど眠れていない私は、とっさに言葉が出ませんでした。何か言い返さなきゃと思うほど、喉が詰まっていきます。

離乳食はまだ始めてもいないのに、ストックを見ただけで母親失格と決めつけられたようでした。手作りする余裕がない私が、悪いのでしょうか。

夫が出した一冊の日記

うつむいて黙り込む私を、リビングの奥で夫がじっと見ていました。やがて静かに立ち上がり、スマホを手に義母の前へ歩み寄ります。

「これ、母さんが昔書いてた育児日記。実家の片付けで見つけたんだよ」

画面に映っていたのは、若い頃の義母の手書きのページでした。仕事に追われていた当時の義母が、こう綴っていたのです。

「今日もレトルトに頼ってしまった、夫は今日も手伝ってくれない」

嬉しそうな丸文字で、そう書いてありました。仕事と育児に追われながらも、市販品を上手に使っていた当時の義母の姿が浮かびます。夫は真顔のまま、義母に向き直りました。

「母さんも昔レトルト使ってたよね」

義母の手から、抱いていた娘がふっと軽くなったように見えました。夫は声を荒らげることなく、ただ静かに続けます。

「おかげで俺は元気に育ったよ?自分の言葉、当時の母さんに言えるの?」

真っ赤な顔で帰った義母

義母の表情が、見る間に変わっていきました。得意げだった口元がこわばり、視線が宙をさまよいます。

「そ、それは時代が違うわよ!」

声を裏返らせて、義母はそれだけ言うのがやっとでした。顔は耳まで真っ赤になり、私と目を合わせようとしません。

娘を私の腕に押し返すと、義母は荷物をまとめて逃げるように玄関へ向かいました。台所のレトルトには、もう一言も触れませんでした。

「お母さん、また」と私が声をかけても、振り返らずに帰っていきます。

夫はスマホをポケットにしまい、私の肩にそっと手を置きました。

「市販品に頼って何が悪いの。俺はそれで育ったし、今こうして元気に過ごしてるんだから」

その一言で、張り詰めていた肩の力がようやく抜けました。あの日を境に、義母からの余計な口出しは一切なくなったのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる