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「私が頑張れば」重度障害の我が子2人をワンオペで育て続けた母。待っていた『壮絶な現実』と1つの決断

  • 2026.6.22

筆者の話です。私には重度知的障害を持つ子どもが2人いますが、子どもが成長するにつれて私一人では「もう限界」と思う事が常に起きる様になってしまったのです。

画像: 「私が頑張れば」重度障害の我が子2人をワンオペで育て続けた母。待っていた『壮絶な現実』と1つの決断

予測不能な日々

彼等との生活は日々、予測不能な出来事の連続です。

我が家は3階の部屋なのですが、ベランダの柵に腰を掛けていたり、外に出掛ければ道路に飛び出す危険行動。
また、室内でも兄弟喧嘩のヒートアップでの怪我のリスクや、物の破壊に排泄の問題……といった突発的な対応が次々と重なり、母親である私は常に緊張を強いられるのです。

夫の協力はほとんど期待できず、実質的にワンオペで家庭を回す状態が続いていました。

休む間もなく対応が続く中、疲労が静かに蓄積していきました。

限界

子ども達が小さい頃は「自分が頑張れば何とかなる」と信じていました。

しかし、子ども達の成長に伴って、彼らが起こす問題は想像をはるかに超え、私一人の努力では埋められない負荷が日常を圧迫し続けます。

やがて私の心身の限界が見え始め、感情面のコントロールも難しくなっていきました。

それでも「もう少し頑張れば」と自分を奮い立たせようとしましたが、力を失っていきました。

「家庭だけで彼らの安全を守るのは、既に限界なのではないか」という考えが、じわりと心に広がっていきました。

必要だったもの

そこから、ようやく外部からの支援を増やし、ショートステイやデイサービスをできる限り利用する必要性が見えてきました。

単発の利用ではなく固定枠を確保し、「私が必ず休める日」を生活の中に組み込む事が必要だと気づきます。

問題は私の努力不足ではなく、「支援の不足」だったのです。

私が限界まで頑張る事ではなく、適切に外へ頼る事こそが、家族の安全を維持する手段なのです。

子ども達との長い消耗の末にようやく辿り着いた、転換点でした。

手放す勇気

家族を守る為に母親が一人で抱え込む事は、必ずしも正しい選択とは限りません。

むしろ、頑張り過ぎている事を手放す勇気こそが安全と継続に繋がるのだと、この経験は教えてくれました。

「頼る事」は弱さではなく、長く関わり続ける為の知恵です。

限界を超えてから動くのではなく、限界が来る前に支援を整える事が、子どもにとっても親自身にとっても、より良い日々を守る事になるのだと思います。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

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