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蘭寿とむさん×壮一帆さんのつながる美|宝塚同期として変わらない「同志」の絆

  • 2026.6.18
撮影=岡部太郎(シグノ)

今回は少し立ち止まって「読んで、考える」美容特集をお届けします。美容というのは、油断するとつい独りよがりになってしまうものです。でも、私たちは人と触れ合い、交わるなかで、自分自身の美しさを見つけ、磨き、そしてそれをさらに分かち合っていくものではないでしょうか? そこで今回、美しい“つながり”をもつ方にお話を聞きました。そしてその“つながり”を豊かにする美容アイテムをご紹介します。

【蘭寿とむさん × 壮 一帆さん】立場が変わっても絆は変わらないふたり

「32年の付き合いは、もう家族に近い存在」
〈蘭寿さん〉ブラウス/127,600円(<a href="https://www.woollen.co.jp/erumannofirenze" target="_blank">エルマンノ フィレンツェ</a>) パンツ/152,900円(<a href="https://www.woollen.co.jp/lorena-antoniazzi" target="_blank">ロレーナ アントニアッツィ</a>)[ともにウールン商会] イヤリング[ダイヤモンド×Pt]605,000円 リング[ダイヤモンド×YG×Pt]580,800円(ともに<a href="https://www.royalasscher-jp.com/" target="_blank">ロイヤル・アッシャー</a>) 靴/スタイリスト私物 〈壮さん〉ドレス/84,700円(<a href="https://www.coronet-store.jp/view/category/04" target="_blank">ヴィンス</a>/コロネット) イヤカフ〈上から〉132,000円 264,000円 ネックレス/231,000円 リング/473,000円[すべてYG] (すべて <a href="https://www.georgjensen.com/ja-jp" target="_blank">ジョージ ジェンセン</a>/ジョージ ジェンセン ジャパン) ブレスレット、靴/スタイリスト私物 撮影=岡部太郎(シグノ)

同期として宝塚音楽学校に入学、宝塚歌劇団の100周年をともにトップスターとして率いていたおふたり。立場やライフステージが変わっても、認め合い、刺激し合うことに変わりはありません。美しさについて語りつつ、ふたりの絆のいま、そして将来を見つめます。

撮影=岡部太郎(シグノ)

蘭寿とむさん(俳優)
らんじゅとむ●1996年宝塚歌劇団入団。2011年花組トップスターに就任し、14年に退団後は舞台を中心に活躍。10月25、26日に「コットンクラブ」にて芸能生活30周年記念のライブ『30th anniversary蘭寿とむ 1st LIVE』を開催予定。

蘭寿とむさんインスタグラム

撮影=岡部太郎(シグノ)

壮 一帆さん(俳優)
そうかずほ●1996年宝塚歌劇団入団。2012年雪組トップスターに就任し、14年に退団後は幅広いジャンルの舞台で活躍。6月24日~28日(草月ホール)、7月2日~3日(兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール)『朗読歌劇 心中・恋の大和路』に出演。

──お互いの“美しさ”をどう捉えていますか?

蘭寿とむさん(以下・蘭寿) 外見的な美しさは皆さんご承知の通りですが、私が考える壮さんの美しさは、見事な決断力です。ぶれない姿勢が精神的な美しさにつながっていると思います。どうしたらそうなれるの?

壮一帆さん(以下・壮) 直感型だからかな? つねに自分の直感を信じるようにしています。

蘭寿 それがすごいの。私の場合、考えすぎて迷ってしまうから。それでいてすごくピュアで繊細なんですよ。

こう見えて繊細です(笑)。蘭寿さんは、その穏やかな人柄が何よりの美しさだと思います。トップスターとして忙しい時代も、基本的に変わりませんでした。宝塚100周年のときも、その穏やかさに私もほかのトップスターもずいぶん助けられました。

蘭寿 抜けている部分も多くて困ってしまうのだけれど……。

それが、周りがつい手を差し伸べたくなる魅力なのよ。

──お互いの解像度が高く、高め合ってきた長年の強い絆を感じます。

どこかでずっと意識はしています。蘭寿さんの休養期間中は、その存在がいないんだ……と感じて。同じ道を歩んできた仲間がいま何を選択し、どう活躍しているのか。すべてが学びになります。与えられたものに応える宝塚時代と違い、いまはあらゆる選択が自分に委ねられていますから。

蘭寿 ずっと悩むし、答えはないよね。

ある先輩もおっしゃっていた。こうやって刺激し合える存在がいるのはありがたいことです。私は、出産という経験を経て舞台に立つ蘭寿さんの表現がどう変わっていくのかもとても楽しみにしています。

蘭寿 休んでいる間の私は、配信でみんなの活躍を楽しく見つつも、子育てに必死で顔を洗うのもままならないような毎日。久しぶりに舞台のお話をいただいて「このままじゃいけない」と危機感を覚えたの。まずは朝晩シートマスクをしたら「この年齢でも肌は変わるんだ」と気づいて、スキンケアに注力するようになりました。でも不思議なもので、以前はシワが怖かったのに「50歳だものシワがあってもいいか」と、急に楽になったの。

逆にないほうが変だものね。

蘭寿 最近は年齢に抗うのではなく自然で堂々とされている方が増えている気がして、かっこいいなと思っています。いまの自分はこれ、というものがあれば、どっしり構えていられるはず。

同感。でもここに至る10年はずっとジタバタしていました。ファンの皆さんが求める自分、自分がやりたいこと、実際に与えられる仕事の3つ、それにプライベートも含めてすごく悩みました。50歳という節目を迎えて、ようやく落ち着いたかな。自分のなかに、ひとつ「これでよいんだ」という軸が生まれた感じ。意識が外ではなく自分に戻ってきたような……。すると自然に、メイクよりもスキンケア、もっというと生活習慣というように、本質的な部分を大切にしたくなりました。

蘭寿 運動はしている?

宝塚退団直後、2回も捻挫をしたのがきっかけで、内側の筋肉を鍛えるようにしているの。本を買って、自分に必要なメニューを組み立てて。長年自分の体には向き合ってきたから、必要なものはわかるつもり。

蘭寿 私は出掛けるほうが好きだから、マシンピラティス。どの筋肉を使っているのかがよくわかるのよね。

しっかり重力には抗わないとね。

──蘭寿さんはお子様がいて、壮さんは先日ご結婚を発表。ライフステージの変化は美意識にどう影響を与えていますか?

パートナーに“恥をかかせられない”という意識が芽生えて、これまで以上にTPOを考えるようになりました。義務感ではなくて、自分のなかに芽生えた新たなカテゴリーとして、よい刺激になっているように思います。

蘭寿 その感覚、よくわかる! 私は最近、アクセサリーを着けると、子どもが「かわいい」って反応するから嬉しくなるかな。

アクセサリーじゃなくて、ママがかわいいんだよね。キュンとする。

──最近の関係、そして今後は?

少し前に、蘭寿さんが私の結婚のお祝いでサプライズをしてくれました。普段は率先して計画するタイプではないのに頑張ってくれて、あとで熱を出さないかなって心配になったくらい。

蘭寿 新人公演や海外公演で頑張ったあとで、いつも私は熱を出していたから……(笑)。でもそのくらい嬉しくて、おめでとうって何度も言いたくなる気持ちを抑えるのが大変でした。

本当に嬉しかったな。蘭寿さんのことは、嫉妬や羨望ではなく、純粋に「いま、どう生きてるかな?」と気になり続けると思います。唯一無二の同志で、家族に近い存在です。おばあちゃんになっても、「元気?」って言い合っていたい。

蘭寿 私も! だけど思ったより先まで想像していたね(笑)。私はひとまず60歳くらいをイメージしていたよ。

いやいや、もっと先。縁側でお茶を飲みながらお話ししたいな。

蘭寿 その日まで、お互い刺激を与え合いながら頑張りましょう。

「壮さんの美しさは、即断即決のぶれない姿勢」 蘭寿さん
「蘭寿さんの魅力は穏やかさ。私も何度も助けられました」 壮さん

撮影=岡部太郎(シグノ)

蘭寿さんのお気に入り美容アイテム

撮影=国井美奈子

〈左〉「創通メディカル」の「マイトレックス EMS ヘッドスパ プロ」(15,950円)は「頭皮をほぐすヘッドマッサージャー。顔もスッキリ」

〈右〉「御木本製薬」の「ムーンパール リンクル アドバンスト クリーム SP」(20g、11,000円)は「ふっくらさせたいほうれい線や目のまわりに愛用しています」

壮さんのお気に入り美容アイテム

撮影=国井美奈子

〈左〉「水はたっぷり飲みます。朝は白湯からスタート」。ミネラルを豊富に含む「財宝」の天然アルカリ温泉水「財寶温泉」(500ml×25本、2,850円)

〈右〉「たかの友梨」 の「エステファクト エンリッチローション」(200ml、6,380円)は長く愛用。「化粧水は押し込むようにしっかりと馴染ませることが大切です」

撮影=岡部太郎(シグノ)[人物] 国井美奈子[静物] ヘア&メイク=岡田いずみ[蘭寿さん・壮さん(メイクのみ)] ヘア=越坂部真誉 スタイリング=森本美砂子 編集・文=本田リサ(婦人画報編集部)

『婦人画報』2026年7月号

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