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ピエール・ジャンヌレの復刻コレクションが、新たに登場

  • 2026.6.18
Hearst Owned

インド・バンガロールを拠点とする家具工房、「ファントム・ハンズ(Phantom Hands)」より、ピエール・ジャンヌレの新たな復刻コレクションが発売された。これを構成するのは、3連のパーテーション“フォールディング・スクリーン(Folding Screen)”、行政オフィスのためにデザインされた“スタディデスク・Xレッグ(Study Desk X-Leg)”、個人邸で使われた“サイドテーブル・Vレッグ(Side Table V-Leg)”の3種。いずれもデザインギャラリー、カサ デ(CASA DE)で受注販売中だ。

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「ファントム・ハンズ」は、ピエール・ジャンヌレが従兄弟のル・コルビュジエと共に深く関わった1950年代のチャンディーガル都市計画で生まれた家具を、ジャンヌレの設計思想をもとに、現代の生活環境に合わせながら復刻し続けてきた。

ジャンヌレがチャンディーガルの公共建築や行政施設、大学、個人邸宅のために手掛けた家具の特徴は、シンプルで丈夫な構造と、建築的な比例感。特に斜めに伸びる「コンパスレッグ」やX字・V字状の脚部が、家具に視覚的な緊張感と力強い造形性を与える。「ファントム・ハンズ」は今回の復刻コレクションで、こうした特徴を受け継ぎつつ、金物の仕様をはじめとするディテールに現代的なアップデートを加えた。

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1957年にデザインされた“フォールディング・スクリーン”には、チャンディーガルに立つ多くの公共建築に見られるグリッド構造が反映されている。「ファントム・ハンズ」は、これをチーク材とリネンで復刻。接合部には真鍮製のレイルウェイヒンジを採用し、リネンパネルは2色のグレーで構成した。ファブリックは複数のカラーより選択可能。

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“スタディデスク・Xレッグ”は、ジャンヌレの家具らしい構造的な力強さを体現。直線的な構成が、脚部の造形がもつ華やかさを引き締め、レザー張りの天板はデスクに重厚感をもたらしている。復刻版では、デザインはオリジナルに忠実である一方、引き出しや収納部に円形のフィンガープルのくぼみを設けたり、国際基準に適合したドイツ設計の金物を採用したりと、日常のワークスペースでも使いやすい仕様とした。

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“サイドテーブル・Vレッグ”は、チーク材を用いた2段引き出しのユニットをもとに復刻されたもの。こちらも、実用性を考慮して“スタディデスク・Xレッグ”と同様の変更を加えた。また、オリジナルの高さとプロポーションをもとにしながら、ベッドサイドテーブルとして、そして独立した小型収納家具としても使いやすいよう、サイズも調整されている。

豊かな歴史的背景と実用性をあわせもつ復刻コレクションは、すべて受注生産。チャンディーガルで生まれ、現代に継承された家具を生活空間に招き入れてみてはいかがだろうか。

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