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大花柄トップスは“イタい”のか?《ロマンティックおばさん》の今… 雑誌の「NG例」が「憧れの的」に激変したワケ

  • 2026.6.18

起源は2019年の雑誌記事…? 失敗例として登場した『ロマンティックおばさん』の定義

ロマンティックおばさんのイメージ。大ぶりの薔薇や華やかな色彩を身にまとい自分らしいお洒落を楽しむ大人の女性
ロマンティックおばさんのイメージ。大ぶりの薔薇や華やかな色彩を身にまとい自分らしいお洒落を楽しむ大人の女性

年齢を重ねるにつれ、普段着の系統が変化していったという経験はめずらしくないでしょう。“年相応のファッション”を意識する人々がいる一方で、あえて年齢に縛られず「好きな服を着たいときに着る」という考え方も支持されつつあります。その中でたびたび話題になるのが、『ロマンティックおばさん』というワードです。

そもそも『ロマンティックおばさん』とは、大きな花柄やピンク、フリルといった華やかでフェミニンなアイテムを着用した中高年の女性を指す言葉です。

この言葉の起源は2019年頃、女性向けライフスタイル誌などのファッションコラムにさかのぼります。当時は、「大人の女性が大きな花柄トップスを着ると、下手をすると『ロマンティックおばさん』になってしまうので避けた方が良い」といった、中高年女性が陥りがちなファッションの失敗例や、若作りを揶揄(やゆ)するようなネガティブ寄りのニュアンスを持つ概念として登場したものでした。

ところが、この言葉が2025年頃からSNS上で再燃すると、世の女性たちの反応は予想外の方向へと動き始めました。かつての「痛い」「無理をしている」という批判的な視線を跳ねのけ、この概念を肯定的に受け止める人が続出したのです。

「むしろ上等!」「自分のスタイルが一番かっこいい」ネットで肯定派が続出するワケ

ネット上では、「めちゃくちゃかっこいい。いくつになってもファッションを楽しめているのがすごく魅力的」「誰かに迷惑をかけているわけでもないのだから、何を着ても良いと思う」「人の意見とか顔色とかばかり気にしていると何もできなくなるよ」といった、応援や称賛の意見が嵐のように上がっています。

さらに、年齢を重ねるにつれて周囲の目を気にしてしまいがちな層からも、強い憧れを語る声が相次いでいます。

「私もゆくゆくは華やかな大花柄の服を着たいな。小綺麗(きれい)でかわいい中高年女性になるのが夢です」

「40代や50代くらいになると、結局は自分のスタイルを確立して持っている人が一番かっこいいのよ。実践できている人には本当に憧(あこが)れる」

「カーテンみたいだと言われようが、好きだから私も堂々とピンクやフリルを着ている!」

このように、世間が押し付ける“年相応”という見えない制約に対し、「ロマンティックおばさん上等!」と笑顔で自分らしさを貫くマダムたちの姿が、現代を生きる多くの女性たちの目に最高にエンパワーメントな存在として映っているようです。

男性側でも大論争…? 物議を醸す「短パンおじさんがキモい問題」

こうした「大人のファッションに浴びせられる世間の目」を巡る論争は、決して女性側に限った話ではありません。現在ネット上では、中高年男性の夏の装いを巡り「男性の短パンおじさんはキモいのか、ダサいのか」というテーマが定期的に炎上し、大きな物議を醸しています。

「すね毛が見えるのが不快」「大人の男性としての品格に欠ける」といった手厳しい意見が一部から上がる一方、こちらも女性のケース同様に「放っておいてくれ」「夏なんだから涼しくて楽な格好をして何が悪い」と反発する声が多く、平行線をたどっています。

世間の流行(はや)りだから、人目が気になるから、あるいはダサい・キモいと思われてしまうから……。そんなネガティブな外野のノイズを気にするあまり、自分が本当に着たいお気に入りの服を着る機会を失ってしまうのは、人生においてあまりにも「もったいない」と言えるのではないでしょうか。

田村淳が投じた一石「着ないのはもったいない」 好きなものを堂々と着こなす格好良さ

田村淳さんのX(@atsushiTSK)より
田村淳さんのX(@atsushiTSK)より

こうしたルッキズムや年齢の縛りに対し、お笑いタレントの田村淳さん(52)が6月17日、自身の公式Xを更新し、非常に本質的でスカッとするメッセージを投稿して大きな話題を呼んでいます。

田村さんは、世間の目を気にして縮こまってしまいがちな現代の風潮に対し、自身のコーディネート写真とともにユーモアを交えながら持論を展開。他人の評価軸ではなく、自分自身が心地よく、ハッピーになれるファッションを選ぶことの大切さをストレートに発信しました。この投稿には、男女問わず多くのユーザーから「淳さんの言う通り!」「胸がすくような思いがした」と賛同のリプライが殺到しています。

『ロマンティックおばさん』に対するネット上でのこだわりは多少分かれているものの、共通しているのは「誰のためのファッションか」という軸の強さです。他人の顔色をうかがうだけの無難な服装から脱却し、自分の心がときめく服を自由に楽しむ姿勢は、男性であろうと女性であろうと、周囲の目に最高に魅力的なものとして映ります。

流行や年齢という形のない枠組みを超えて、自分の「好き」を堂々と着こなしている大人の姿は、理屈抜きで本当にかっこいいもの。この夏は世間のノイズを笑顔で吹き飛ばし、自分だけのロマンティックや快適さを、全力で身にまとってみるのが正解と言えそうです。

(LASISA編集部)

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