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「ねえ、なくなったら替えてよ!」絶対にトイレットペーパーを替えない夫。だが、妻が仕掛けた罠で態度が一変

  • 2026.6.17
「ねえ、なくなったら替えてよ!」絶対にトイレットペーパーを替えない夫。だが、妻が仕掛けた罠で態度が一変

残り一巻きのアピール

うちの夫には、何年経っても直らない癖がある。トイレットペーパーを使い切っても、決して新しいものに替えないのだ。芯だけになった紙の前で、私は何度ため息をついたか分からない。

「ねえ、なくなったら替えてよ!」

「気づいたら替えてるよ」

気づいているのに替えない。それが分かっているから、私はもう一度きつく言った。すると夫は、妙な対抗策を編み出した。

「ほら、まだ残ってるだろ。空っぽにしてないんだから」

そう言って、ほんの数センチだけ紙を残す。

「使い切っていない=替える担当ではない」という、せこい理屈だった。

次に入った私が、結局その最後の数センチで困ることになる。名もなき家事を、まるごと押しつけられている気分だった。

替えロールの全撤去

言って直らないなら、体で覚えてもらうしかない。私は腹をくくった。

まず、トイレに積んであった替えのロールを、ひとつ残らず別の場所へ撤去した。残したのは、芯にわずかへばりつく、あの「残り数センチ」だけ。

そして自分がトイレに行くときは、ロールをひとつ持って入り、用を済ませたら必ず一緒に持ち出した。

私だけが困らない仕組みのできあがりだ。

「最近、紙のストックどこ?」

「さあ。買った人が知ってるんじゃない?」

夫はきょとんとした顔で首をかしげていた。自分が一度も買ったことも替えたこともない事実に、まだ気づいていない。

私は心の中で、その日が来るのを静かに待った。

朝のドア越しの攻防

決着は、ある朝あっけなく訪れた。出勤前の夫がトイレに駆け込み、しばらくして、ドアの向こうから悲鳴のような声が響いた。

「ちょっと!紙がない!」

私は洗面所から、わざとのんびり聞き返した。

「あら、ストックもないの?」

「ないんだよ!どこにもない!これじゃ出られないだろ!」

ドア越しに、焦った声がうわずっていく。私はその場でくすりと笑い、はっきりと言ってやった。

「自分で替えて、自分で買ってストックしておけば、こうはならないの」

一瞬、向こうが黙り込んだ。それから、観念したような小さな声が漏れた。

「……分かった。だから、一巻きだけ持ってきてくれ。頼む」

さっきまでの勢いは、跡形もなく消えている。私はゆっくりロールをひとつ差し入れ、その背中に念を押した。

「次は、自分でね」

翌日から、夫は黙って紙を替えるようになった。ストックがあるかも、自分から確かめるようになった。名もなき家事には、言葉よりも荒療治がよく効くらしい。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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