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夫「昼間に寝られるだろ」夜中の授乳でフラフラの妻に放った無神経な言葉。翌朝、妻が見た光景とは

  • 2026.6.17

寝不足の朝に届いた一言

第一子が生まれて一か月。夜中の授乳で、私はまともに眠れない日が続いていた。二時間おきに泣く我が子を抱いて、暗いリビングをずっと往復していた。肩は凝り固まり、足元はふらついていた。

夫は「仕事が忙しい」と言って、おむつ替えもミルク作りもほとんどしなかった。帰宅すればソファに沈み込み、子どもが泣いても「任せた」とだけ言う。ある朝、まぶたが落ちそうな私に、夫がこう言った。

「昼間に寝られるだろ」

その瞬間、頭がかっと熱くなった。

「昼間って、いつ?この子、置いて寝られると思う?」

「いや、寝てる隙にさ」

「その隙に洗濯も離乳食もやってるんだけど」

夫は面倒くさそうに新聞へ目を戻した。私の言葉は、まるで届いていなかった。

限界の夜に流した涙

我慢の糸が切れたのは、その日の夜だった。夫がソファでくつろぐ横で、私は泣きながら、ためていた全部をぶつけた。

「私、もう何日もまともに寝てない」

夫は黙って、こちらを見ていた。

「あなたは寝られるよね。私は夜中も昼間も、ずっとこの子と二人なの」

「……」

「忙しいのはわかる。でも、大変なのは私だけって思われるのが、つらい」

夫は何か言いかけて、口を閉じた。それから、ゆっくり目を伏せた。いつも余裕ぶっていた顔から、表情が消えていた。

「ごめん」

その夜、夫はそれ以上、何も言わなかった。私も泣きつかれて、子どもの横で眠ってしまった。

テーブルに置かれた一冊

翌朝、リビングのテーブルに見慣れないノートが置いてあった。開くと、夫の字でこう書いてあった。

「三時、ミルク一二〇。四時半、おむつ。六時、また泣く」

夜中の授乳の時刻と分量が、几帳面に並んでいた。前の晩、私が眠ったあと、夫が一人で起きて、子どもの世話をしながら記録をつけていたのだ。ページの端には、泣きやまずに困ったらしい走り書きまで残っていた。

「これ、昨日の夜の分。やってみて、大変さ、全然わかってなかった」

夫はミルクを作りながら、ぽつりと言った。手つきはぎこちなかったけれど、本気だった。

「昼間に寝られるだろ、なんて、よく言えたなって思った」

あの無神経な一言を口にした人とは、もう別人だった。それからの夫は、夜泣きの番を代わり、ノートに回数を書き込み続けた。

「今日は俺が起きるから、寝てて」

並んだ数字を眺めて、私は思わず笑ってしまった。怒鳴って突きつけるより、見えるものを自分で書き残してくれたほうが、ずっと心に届いた朝だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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