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【日常ミステリー】消えた家の鍵が翌朝、冷蔵庫の野菜室の奥に袋入りで出現→50代女性の説明不能の朝

  • 2026.6.17

いつも通りに置いた小物トレーの鍵

あれは数年前の平日の朝のことだ。

出勤前、私はいつものように玄関の小物トレーに家の鍵を置いた。

財布も時計も同じ場所にまとめているので、家族全員、出かける前にここに鍵を入れておくのが我が家のルールだった。

帰宅した夜、誰もいない家から消えた鍵

残業を終えて帰宅したのは夜の九時を回っていた。玄関の前で鞄から鍵を出そうとして、ふと違和感に気づく。

鍵がない。

鞄の中を全部広げ、ジャケットのポケットも財布の中身も確かめても、銀色の鍵はどこからも出てこない。

仕方なく隠してたスペアキーで家に入った。

玄関のトレーには、財布や時計は朝置いたまま並んでいたが、鍵だけがなかった。

家族はまだ全員外出中で、私の留守中に家へ入った人間はいないはずだ。

リビングを見渡しても物の位置はいつも通りで、動いた形跡もない。

帰宅した夫と娘にも一応尋ねた。夫が首を振った。

「家族みんな知らないよ」

娘も大きくうなずいて、玄関のトレーには触っていないと答えた。

念のため設置していた防犯カメラの記録も見返したが、不審な人影どころか家族以外の出入りは一切映っていなかった。

誰の手も介在できない時間と空間で、鍵だけが消えていた。

その晩は不思議さよりも気味の悪さが先に立って、寝室の明かりを消すのが少し怖かった。

翌朝、野菜室の奥から袋に入って現れた鍵

翌朝、いつも通り朝食の準備をしようと冷蔵庫を開けた。

野菜室を引き出した瞬間、目を疑った。奥のほうに小さなチャック袋が置かれていて、その中に昨日消えたはずの銀色の家の鍵が綺麗に収まっている。

袋の口はきっちりと閉じられていて、まるで誰かが「水滴で濡れないように」と気を遣ったような置き方だった。

家族にもう一度確認したが、全員「知らない」と言う。最後に冷蔵庫を開けたのは寝る前の私だが、その時に野菜室まで奥を引き出した記憶はない。

私が無意識に入れたのだろうか。何度考えても、自分で袋に入れた覚えだけはどうしても出てこなかった。あの鍵がどうやって野菜室に辿り着いたのか、数年経った今もまだ答えは出ていない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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