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自称・情報通のママ「あなたの悪口を言っていた」と噂で人をかき回す。だが、別のママ友の一言で表情が一変

  • 2026.6.16

何でも知っているママ

幼稚園のママ友グループに、やたらと事情に詳しい人がいた。誰がどこの習い事に通わせているか、どの家が共働きか、まるで全部を把握しているような口ぶりだった。

「あそこのお宅、実は下の子が来年から私立らしいよ」

そう言って人の情報を披露するのが、その人の常だった。最初は物知りな人だな、くらいに思っていた。

ある日、その人が私にそっと近づいてきて、声を潜めた。

「あのね、言いにくいんだけど」

「どうかしました?」

「同じクラスのママが言ってたんだけどね」

「あなたのこと、付き合いにくいって言ってたよ」

胸がちくりとした。心当たりのある相手だっただけに、しばらく落ち着かなかった。

確かめて分かったこと

思い切って、噂の発信源とされた相手に直接聞いてみた。すると、返ってきたのは意外な言葉だった。

「えっ、私そんなこと言ってないよ。むしろ話しやすい人だと思ってたのに」

「本当ですか?」

「本当本当。誰がそんなこと言ってたの?」

話を突き合わせていくうちに、見えてきたことがあった。あの情報通のママは、同じような告げ口を、いろんな人に同時にしていたのだ。

「あの人があなたの悪口を言っていた」と、複数の相手に。そうやって人間関係をかき回し、自分だけが事情通でいようとしていたらしい。

「私たち、まんまと踊らされてたんだね」

「ほんとに。危うく仲違いするところだったよ」

確かめて良かった、と心から思った。けれど、その人の告げ口はその後も止まらなかった。

保護者会で空気が変わった

後日の保護者会でのことだ。集まりが始まる前から、その人はまた誰かの噂話を始めていた。

「ねえ知ってる?あそこのお宅、最近ご夫婦の仲が」

そこへ、それまで黙って聞いていた別のママが、はっきりと声を上げた。

「本人のいないところで、そういう話はやめましょう」

場が、しんと静まり返った。情報通のママの顔から、すっと笑みが消えていく。

「私はただ、みんなが知っておいた方がいいと思って……」

言いかけて、その先が続かない。周りのママたちが、次々と小さくうなずいていたからだ。

「そうよ、私も前から気になってた」

「ここだけの話、って毎回聞かされるの、正直しんどかったの」

四方から同意の声が上がると、その人はとうとう黙り込み、うつむいたまま動かなくなった。あれ以来、噂話はぴたりと消えた。皆がそっと距離を置くようになり、いつも事情通だったはずのその人だけが、今度は輪の外側にいた。あの保護者会の一言で、空気は確かに一変したのだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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