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「うちの子はそんな悪いことしません!」と聞く耳を持たない子供の母親。だが、そんな母親に待っていたのは

  • 2026.6.16

同じマンションの五人で登下校

娘が小学生になって、同じマンションに住む同級生五人で登下校することになった。

朝、エントランスに集まって一緒に学校へ向かう。最初の頃は、子どもたちもはしゃぎながら仲良く歩いていた。

「今日は誰が前を歩く?」

そんな微笑ましいやり取りを、見送る私たち親も安心して眺めていた。ところがある日を境に、その雰囲気が少しずつ変わっていった。

五人のうちの一人が、大人の目が届かない場所で周りの子に嫌がらせをするようになったのだ。

「最近、一緒に行くのいやだな」

娘がぽつりとそうこぼした朝、私は初めて事の深刻さに気づいた。

誰かが標的にされ、ほかの子も巻き込まれて萎縮していく。子どもたちの足取りが、日に日に重くなっていった。

大勢の証人がいる中で

嫌がらせは、大人がいない通学路で起きていた。

けれど通学路には他の学年の子も大勢歩いている。

つまり、見ている子どもは山ほどいた。

「今日もまた言われてた」

うちの娘も、されている子たちも、だんだん登校がつらそうになっていく。

これは放っておけないと、私は意を決してその子の親に直接伝えにいった。

具体的に何があったかを丁寧に話したつもりだった。けれど返ってきたのは、思いもよらない言葉だった。

「うちの子はそんな悪いことしません!」

その母親は私の話を最後まで聞こうともしなかった。

「うちの子は嘘ついたことない!」

「他のお子さんが見ているそうなんですが」

そう伝えても、彼女は頑として受けつけない。

「見間違いに決まってます。うちの子に限って」

一点張りで、まるで会話にならない。

これ以上は無駄だと判断して、私はそっと引き下がった。感情的にぶつかっても、傷つくのは子どもたちだと思ったからだ。

立場が入れ替わった朝

無理に言い返すのはやめて、私はただ事実が知れ渡るのを待つことにした。

なにしろ通学路には証人が大勢いる。その子の行いは、わざわざ誰かが言いふらすまでもなく、子どもたちの口から自然と親たちへ広がっていった。

「うちの子も見たって言ってたよ」

気づけば、他の保護者たちは静かにその親子と距離を置きはじめていた。

エントランスで顔を合わせても、以前のように声をかける人はいない。あれほど「うちの子に限って」と言い張っていた母親は、挨拶をしても目を伏せるようになった。

やがて登校班から外れ、親子は揃って孤立していった。一方で、残った子どもたちの朝は嘘のように穏やかになった。

「今日も一緒に行こう」

娘がそう言って友達と並んで歩く背中を見送りながら、声を荒らげなくて本当によかったと思った。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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