1. トップ
  2. ノルウェー王太子妃の息子、強姦罪2件などで有罪 禁錮4年の実刑も本人は出廷せず

ノルウェー王太子妃の息子、強姦罪2件などで有罪 禁錮4年の実刑も本人は出廷せず

  • 2026.6.15
Ian Gavan / Getty Images

6月15日午前(現地時間)、ノルウェーのオスロ地方裁判所は、メッテ=マリット王太子妃の長男マリウス・ボルグ・ホイビーに対し、2件の強姦罪や元恋人への暴行罪などで禁錮4年の実刑判決を言い渡した。

この判決は、検察側の求刑7年7ヶ月に対し、オスロ地裁が禁錮4年の実刑を科したもの。強姦容疑について全面的に無罪を主張し、自ら認めていた軽微な罪に対する最大18ヶ月の刑を求めていた弁護側の主張は認められなかった。

Heiko Junge

マリウスは計40もの罪に問われていたが、裁判の大きな焦点となったのが強姦容疑である。2018年から2024年にかけて、就寝中などで抵抗できない状態にあった女性4人に対する強姦罪のうち、裁判所は2件を有罪とし、残りの2件については無罪と判断した。さらに判決では、テレビタレントである元恋人のノラ・ハウクランドに対するドメスティック・バイオレンスや脅迫、麻薬関連の罪、交通違反についても有罪が認められ、特定の被害者に対する2年間の接近禁止令と、ノラを含む女性4人への賠償金支払いも命じられている。

今回の一連の訴訟には全体で6人の女性が関わっていたが、判決を聞くために法廷に出廷したのは、彼を強姦罪で告発した女性のうちの1人だけだった。判事が強姦罪の有罪を言い渡すと、その女性は泣き出し、弁護士から手渡されたティッシュで涙を拭っていたという。一方で、判決言い渡しの当日、マリウスは健康上の理由から法廷には姿を現さず、現在収監されている刑務所からビデオリンクを通じて判決を確認した。この判決はまだ確定しておらず、控訴が可能である。

2026年3月、法廷でのマリウス。 Ane Hem

2026年2月3日から始まった約6週間に及ぶ裁判は、ノルウェー国内外で大きな関心を集めてきた。マリウスは公式な王室の称号や職務は持たないものの、王太子妃の連れ子としてロイヤルファミリーの一員として育てられた。今回の裁判は、母親のメッテ=マリット王太子妃が肺線維症を患い、肺移植を待っている状況のなかで行われた。先週には、弁護側が王太子妃と過ごすための被告の一時釈放を申し立てたものの、控訴裁判所に却下されたばかりだった。

元記事で読む
の記事をもっとみる