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手取り月28万の40代会社員『月末には貯金ゼロ』だったが…→たった1つの方法で、“年60万の貯金”に成功したワケ

  • 2026.7.5
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関で働き、家計のご相談を数多く受けてきた中川です。

「給料日のあと、つい財布のひもが緩んでしまう」「毎月決意しては繰り返してしまう」

そんなご相談をよくいただきます。

これは意志の弱さというより、お金が“いつでも使える場所”に置いてあることが大きいのです。目の前にあるお金は、つい「使っていいお金」に見えてしまいます。

今回ご紹介するのは、給料日後の散財を長年やめられなかったAさん(仮名)の体験談です。意志ではなく仕組みで貯める小さな工夫をご紹介します。

給料日が来るたび、決意がリセットされていたAさん

Aさんは43歳の独身会社員で、手取りは月に28万円ほど。給料日後の数日に支出が集中し、月末には毎回「貯金ゼロ」となるのが長年の悩みでした。

給料日が来ると気が大きくなる。少し良い外食、気になっていた買い物。一つひとつは小さくても、後半になるほど口座の残高は心もとなくなっていきました。

「今月こそ気をつけよう」。何度そう決めても、給料日が来るとリセットされてしまう。意志の弱さに、ひそかに落ち込んでいたといいます。

同僚の一言「我慢しなくていい」

転機は、ある同僚との何気ない会話でした。節約の話になり、つい愚痴をこぼしたのだといいます。

すると同僚は、特別なことを言いませんでした。

「我慢しなくていいよ。給料日の翌日に、決めた額を別の口座へ自動で動かすだけ」

アプリでも商品でもなく、銀行の自動振替の設定で済む話でした。

Aさんは半信半疑のまま、給料日の翌日に5万円を別口座へ自動で移す設定にしました。残った口座の23万円が、その月に使っていい上限になりました。

意志ではなく、仕組みで続いた

設定をしてから、Aさんの月末は変わっていきました。

残った残高が“上限”に見えるようになると、不思議と給料日後の支出も落ち着いていったのです。減ったのは、勢いで使っていた分だけ。我慢している感覚はなかったそうです。

別口座の残高がゆっくり積み上がっていくのも、Aさんには新しい体験でした。これまでは月末になるまで残高を見るのが怖かったのに、いまは別口座の数字を見るのがささやかな楽しみになったといいます。気づけば、一年でおよそ60万円。何年もできなかったことが、設定ひとつで続くようになりました。

意志ではなく、仕組みで貯める

Aさんは、「意志に頼るのをやめて、自動的に貯まる仕組みをつくることが貯蓄の第一歩でした」と振り返ります。

貯金が続かないと悩む人は多いですが、意志の力に頼らず、自動でお金が積み立てられる仕組みを作ることが大切です。

給料日の翌日に、無理のない額を別の口座へ移す設定をするだけでも、使えるお金が見えやすくなります。まずは少額から自動積立の設定を始めてみましょう。


執筆・監修:中川 佳人
金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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