1. トップ
  2. スポーツ
  3. “今夏最大のカード”なのにトレードできない——鈴木誠也を縛る契約条項の正体

“今夏最大のカード”なのにトレードできない——鈴木誠也を縛る契約条項の正体

  • 2026.6.15

シカゴ・カブスの右翼手・鈴木誠也をめぐるトレード論が今夏のMLB市場で一気に加熱している。米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者が現地6月11日付のコラムで、カブスが2026年トレードデッドライン(8月3日)を前に鈴木の放出を検討すべきだとの見方を示した。鈴木は今オフにFAとなる予定で、カブスは現在ブルワーズと8ゲーム差の地区4位に沈んでいる。ポストシーズン争いが続く中、フロントは難しい決断を迫られる局面に入った。

ローゼンタール記者が指摘した「放出すべき理由」

ローゼンタール記者は「右の強打者はトレードデッドラインで絶大な価値を持つ。カブスは他球団が欲しがる右打者を擁している――それが右翼手の鈴木誠也だ」と記した。また「鈴木を保有し続けてFAで失った場合、カブスが得られるのはドラフト指名権のみ。先発投手など更なる急務を補える見返りが得られる今夏のトレードに踏み切るべき」との見解を示した。鈴木は今季54試合で打率.247・OPS.742・9本塁打・22打点(6月10日時点)を記録しており、ローゼンタール記者は「2026年のデッドラインで最も注目すべき名前の一つ」と位置づけた。

立ちはだかる「完全ノートレード条項」の壁

トレード実現に向けて最大の障壁となるのが、鈴木の契約に盛り込まれた完全ノートレード条項だ。ローゼンタール記者は「完全ノートレード条項がプロセスを複雑にする。鈴木自身が事実上、行き先を決める立場にある」と指摘した。移籍先候補としてはヤンキース(アーロン・ジャッジの離脱による穴を埋める右の強打者として)、レッドソックス(右の長打力補強が急務)、マリナーズ(豊富な先発陣との交換として)の名が挙がっている。一方、「過去には、打診があれば本人が移籍を受け入れるとの見方も出ていた」と伝えるメディアもあり、本人の意向が今後の展開を左右する最重要ポイントとなっている。

元記事で読む
の記事をもっとみる