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「着いたら話したいことがある」駅じゃなく公園のピンを送った僕が、彼女の顔を見て気づいたこと

  • 2026.6.14
ハウコレ

地図アプリを開いて、ふたりで歩いたことのある公園にピンを立てました。本当はもっと言葉を添えるべきだったのに、僕は場所だけを送って、スマホを置きました。驚かせたい気持ちが先に立って、彼女がどう受け取るかまでは、考えていなかったのです。

思い出の場所を選んだ理由

その公園は、付き合い始めた頃に二人で立ち寄った場所です。ベンチに座って他愛のない話をしただけの場所なのに、僕の中ではずっと特別なままでした。

ここのところ、僕は仕事に追われて、彼女への返信もそっけなくなっていました。会う回数も自然と減って、このままではよくないと感じていたのです。

だから久しぶりの休日は、あの頃の気持ちを取り戻したくて、待ち合わせの駅ではなく、あの公園を選びました。

送ってしまった、そっけない一文

ピンを立てたあと、彼女から「駅じゃなかったっけ?」とメッセージが来ました。どう返すか迷って、しばらくスマホを眺めていました。

理由を説明すれば、せっかくの驚きが薄れてしまう気がして、僕は「着いたら話したいことがある」とだけ返しました。

良い意味でわくわくしてくれているはず。そう思い込んでいました。彼女が向かう道のりで何を感じているかなんて、その時の僕は想像もしていなかったのです。

彼女の表情で気づいたこと

ベンチの前で待っていると、彼女が歩いてきました。「来てくれてありがとう」と声をかけると、彼女は明らかに身構えた顔をしていました。僕は「最近、ちゃんと向き合えてなかったよね。ごめん」と切り出しました。

場所を変えたのは、付き合い始めの頃の気持ちをもう一度思い出したかったからだと、うまく言葉にできないまま伝えました。こわばっていた彼女の表情が、少しずつやわらいでいくのがわかりました。

そして...

彼女は「てっきり、別れ話かと思った」と打ち明けました。その一言で、自分のしたことの意味をようやく理解しました。黙って場所だけを送るという行動が、彼女にとってどれほど不安なものだったか。驚かせたいという僕の自己満足が、彼女を怖がらせていたのです。

気持ちを伝えたいなら、まず正直に言葉にすればよかった。遠回りで不器用なやり方を選んだ自分を、少し情けなく思いました。それでも、ちゃんと向き合いたいと思った気持ちだけは本物です。次は驚かせるより先に、ひとこと声をかけられる自分でいたいと思います。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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