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ひがみやマウントを華麗にはねのけて、今日も「私は私」を貫き通す! 最新8巻でも白川さんの自己肯定感が自分と周りを幸せに!【書評】

  • 2026.6.13

【漫画】本編を読む

「私は私、可愛く強く」を貫く女性の言葉と行動を通して、日常に潜む社会のストレスや生きづらさを軽やかに解きほぐしていくコミックエッセイ『メンタル強め美女白川さん』(獅子/KADOKAWA)。職場や人間関係の中で生じるモヤッとすることに対して主人公の白川さんが自分らしい価値観で向き合っていく姿が共感を呼び、シリーズ累計120万部を超える人気を誇っている。

美人ゆえにマウント、ひがみ、嫌がらせを受けがちな白川さんが、持ち前の自己肯定感の高さで周囲の悪意をものともせずに跳ね飛ばしていくのが魅力。何をされても笑顔を絶やさず、前向きに突き進む白川さんのまわりには、次第に仲間も増えていく。そして女性の普遍的な悩みに対して、白川さんは誰かを強く否定したり正解を押しつけたりはしない。ただ、「自分の人生は自分で選び取る」という姿勢を貫くことで、周囲の価値観に縛られがちな人々に別の視点を差し出すのだ。そのスタンスが安心感と共感を生んでいるのだろう。

第8巻では、町田さん、梅本さん、林檎ちゃんといったお馴染みのメンバーのエピソードに加え、アラフォー美魔女・羽柴さんを中心とした長編が収録されている。かつての同級生やその娘世代との交流を通して、年齢や立場の違いを越えて共有される「比較される苦しさ」「評価されることへの違和感」が浮かび上がる。「あの子のほうが正解」といった他者の物差しによって傷つけられてきた経験に対し、どのように折り合いをつけていくのか。

シリーズ全編を通して得られるのは「自分のままでいい」という確かな自己肯定感だ。他人の価値観に合わせようとして毎日ヘトヘトになっているあなたへ、誰かと比べるのではなく自分の基準で生きることの大切さと、もっと肩の力を抜いていいことを教えてくれるだろう。

文=七井レコア

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