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打率.179でも打球速度はリーグ平均超——鈴木誠也を蝕む"ある球種"の正体

  • 2026.6.11

シカゴ・カブスの鈴木誠也が、2026年シーズンに入って自身最悪級のスランプに沈んでいる。カブス専門メディア『North Side Baseball』は5月25日、同選手が5月だけで89打席を費やしながら打率.179・出塁率.270・長打率.295という壊滅的な成績を記録したと伝えた。ストライクゾーンの見極めを武器にしてきた鈴木が、「ゾーン内でも外でも迷子になっている」と同メディアは指摘する。

打球は本物——では、なぜ結果が出ないのか

『North Side Baseball』はこの不振について、「数字を見ると、奇妙な矛盾が浮かび上がる」と報じている。MLB公式データでは、鈴木の平均打球速度・ハードヒット率はいずれもMLBリーグ平均を上回る水準を維持している。打球の質そのものは崩れていないにもかかわらず、結果が出ない——同メディアはその核心を「変化球とオフスピードへの対応」に絞り込んだ。

Cubs専門メディア『Cubbies Crib』も、「ブレーキング系・チェンジ系いずれに対しても打率・長打率ともに.200を切る惨状が続いている」と指摘し、コンタクト自体は取れているのに安打に結びつかない詰まり方をしている、と分析した。

数字より重い、今年このスランプが持つ意味

『North Side Baseball』のマシュー・トゥルーブラッド記者は「これは鈴木のキャリアで最悪のスランプだ」と断言したうえで、だからこそこのスランプが今起きていることの意味は重いと訴えた。今オフにはフリーエージェントとなる鈴木にとって、守備の不安定さと年齢(今年8月で32歳)を抱えながらのスランプは、オフのマーケット評価に直撃しかねない。

チーム打線全体が沈む中での鈴木の不振を「悪夢」と表現したトゥルーブラッド記者は、カウンセル監督が「鈴木を数試合外して精神的なリセットを与えることを検討すべきかもしれない」とも述べたと伝えている。

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