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車内から救いを求める少女の声…実際の音声記録を基にした物語『ヒンド・ラジャブの声』日本版特報映像&日本版ティザービジュアル

  • 2026.6.10

第82回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞・グランプリ)受賞を含む驚異の8冠を達成し、第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『ヒンド・ラジャブの声』が9月4日(金)に公開される。このたび、日本版特報映像と日本版ティザービジュアルが解禁となった。

【写真を見る】第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『ヒンド・ラジャブの声』日本版特報映像到着

【写真を見る】第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『ヒンド・ラジャブの声』日本版特報映像到着 [c]MIME FILMS — TANIT FILMS
【写真を見る】第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『ヒンド・ラジャブの声』日本版特報映像到着 [c]MIME FILMS — TANIT FILMS

2024年1月29日、人道支援組織「赤新月社」のボランティアスタッフたちは、ガザ地区で銃撃下の車内に閉じ込められた6歳の少女ヒンド・ラジャブからの緊急電話を受ける。赤新月社のボランティアチームはヒンドとの電話をつないだまま、救出するためにあらゆる手段を尽くすが…。監督と脚本を務めるのは、フィクションとドキュメンタリーの境界を探求し続けてきたチュニジア人の気鋭監督カウテール・ベン・ハニア。

ハニアは、当時ニュースやSNSで世界中に拡散されていた“ヒンドの声”を聞いたことをきっかけに映画化を決意。赤新月社に保管されていたヒンドの音声記録や現地の映像を使用し、極限までリアリティーを追求した物語を構築した。ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラ、アルフォンソ・キュアロン、ジョナサン・グレイザー、マイケル・ムーア、スパイク・リーといった錚々たる面々がハニア監督の思いに賛同し、本作のプロデューサーとして名乗りを挙げた。

このたび解禁された特報映像の冒頭で記されるのは、ハニア監督による“決して忘れない、忘れてはいけない”という映画作家としての覚悟が伝わる言葉だ。2024年1月29日、赤新月社のボランティアスタッフが1本の緊急電話を受ける。電話の声は幼い少女で、「あたしをうってる」と助けを求めてきた。スタッフが彼女から話を聞くなかでわかったのは、電話はイスラエル軍による攻撃下にあるパレスチナ・ガザ地区からで、彼女が6歳であること、名前はヒンド・ラジャブということだった。スタッフたちは状況に応じて電話を替わりながら励まし続けるが、彼女を救出したいという思いとは裏腹に状況は刻一刻と悪化し、次第にいらだちや激しい動揺に襲われていく。赤新月社のオフィスを舞台に、ヒンドをどうにかして救いだそうとするスタッフたちの奮闘や苦悩を描きだす。この映像で電話から聞こえてくる“ヒンドの声”は、この日彼女が実際に話した音声をそのまま使用。圧倒的な緊迫感で観る者の心を掴んで離さない、魂が震える衝撃作であることを予感させる映像に仕上がった。

あわせて解禁されたティザービジュアルが大きく捉えるのは、ヒンド・ラジャブの声に懸命に向きあいつづける赤新月社のひとりのスタッフ。「必ず救いだす」というキャッチコピーは、スタッフたちの覚悟を代弁するものだ。

特報映像では、「いま、最も重要な映画だ」(ヨルゴス・ランティモス/映画監督)、「全人類が観るべき映画」(ジェシー・バックリー/俳優)、「映画を超越している」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ/映画監督)といった最大級の賛辞の言葉が並んでいる。ほかにも「ハニア監督の、勇気と情熱、そして人間性に敬意を表する」(スパイク・リー/映画監督)、「ただただすばらしい。激しく心を打たれ、感動し、希望すら感じる見事な作品だ」(ジェーン・カンピオン/映画監督)、「沈黙を拒絶する真実の[声]。いまの時代に不可欠な映画だ」(アルフォンソ・キュアロン/映画監督)、「いままで観たことがない映画だ。時を超える作品である。私の使命はこの映画を世界へ広め届けること。それほどの重要作だ」(マハーシャラ・アリ/俳優)、「ジェノサイドの残虐性を理解するために、誰もが観るべき作品だ」(KNEECAP/ヒップホップ・トリオ)、「私たちの時代において、最も重要な作品」(ゲーリー・リネカー/元プロサッカー選手)など分野を超えたメッセージが多数寄せられている。

電話をつないだまま、救出するためにあらゆる手段を尽くす赤新月社のボランティアチームは救出することができるのだろうか?魂が震える衝撃作に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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