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日常にも役立つロープワークを身につけよう

  • 2026.6.10

キャンプや登山に行く人にとっては、必須ともいえるのがロープワーク。

ロープワークとはロープの結び方や取り扱い方の総称です。もともとは船をつなぎ止めておくために発展した技法で、代々船乗りたちが伝承していったのだといいます。現在でも、小型船舶免許の実技試験では、ロープワークの習得が必須項目となっています。テントやタープの設営のほか、洗濯ロープを張ったり、ものをまとめたり。日常の身近なシーンでも使える技術です。

「簡単に結べる」「しっかり固定できる」「ほどきたいときにはすぐに解ける」などがベースになっているので、「もしも」の時のためにも、アウトドアに出かけない人も身につけておくと便利。たくさんの結び方がありますが、今回は、出番の多い結び方4つをご紹介します。

知っておきたい基本的なロープワーク ①もやい結び

先端に輪を作る結び方で、ロープワークの基本の結び方の一つ。木やフックなど何かにロープを結びつける時に使うことができ、ほどくのも簡単なので、シーンを選ばずいろいろな場面で活用することができます。

②自在結び

結び目をスライドさせることができる結び方。テントやタープの設営時、あるいは洗濯ロープを張る時など、調整金具がなくてもこの結び方を知っていればロープの長さを調整できます。最初の結びをペグなどに引っ掛け、二番目の結びを動かすことで長さを変えることができます。

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③一重(ひとえ)つぎ結び

ロープの端と端をつなぎ合わせる結び方です。太さが異なるロープ同士もつなぐことができます。長いロープを常備していると、登場シーンは多くありませんが、ロープの長さが足りないときなどにも便利です。

④巻き結び

立ち木や杭などにロープを固定する時に使います。ほかにもたとえば、ポールや、園芸用の支柱などをまとめて運びたい時などにも便利。結び目が緩んでも締め直しやすいのもよいところです。

手を動かして、手順を身体におぼえこませるのが習得の基本。いまは、ロープワークの動画や写真がネット上にたくさん公開されているので、以下のサイトなどを参考にしながら試してみましょう。

◆カインズ公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@cainztv

◆Montagnaロープワーク特集
https://montagna.co.jp/series/rope_work/

丈夫で頼りになるパラコード

パラコードとはパラシュートコードの略語。もともとはパラシュートの傘と人を繋ぐ目的で使用された耐荷重の高い丈夫な紐です。アウトドアシーンでは、タープやテントを設営するためのガイロープとして活用されるほか、日常的にはブレスレットやキーホルダーなどの材料としても親しまれています。

素材や芯数、太さ、耐荷重などにより、さまざまな種類があり、カラーも豊富です。わが家も白、オレンジ、グレーなど数種類のパラコードを持っていて、用途によって使い分けています。太陽光を吸収して、暗闇で光るパラコードもあります。テントやタープの設営で張っているロープは、夜間日が落ちると見にくくてつまずきやすくなるので、転倒防止のために、わが家は各ロープの根元に小型のライトをつけていますが、この光るパラコードをテントのガイロープや、ペグの頭に結び付けるのも一案です。

素材は主にナイロン・ポリプロピレン・ポリエステルの3種類。それぞれ特徴が異なり、最も強度が高いのがナイロン製です。耐久性と耐衝撃性にも優れているため、アウトドアで大型テントやタープを張るのに向いています。ポリプロピレン製は、強度が弱く紫外線にも弱いというデメリットはありますが、価格が安く、軽量で耐水性に優れているので、水辺のアウトドアなどにおすすめです。ポリエステル製は劣化に強く、長持ちするとされています。

強度の高いナイロン製のパラコードを使用する場合、テントの設営ならば1か所につき3m、タープならば4mほどを目安に購入しましょう。また、パラコードの強度は芯数によっても異なります。一般的に芯数は5本~9本ほどのものが販売されており、芯数が多いほど強度が高く、そのぶん太くなります。用途に合う素材や長さのパラコードを探して、揃えていきましょう。

防災グッズにもなるパラコードのブレスレット

パラコードを編んだブレスレットが防災グッズとして販売されています。災害時に自分の居場所を知らせるホイッスルがついていたり、ほどくと着火剤やデンタルフロスとして使えたりするものもあります。日常的に身につけるのもいいし、かばんなどに忍ばせておいても。自転車に乗る際、荷物をハンドルやかごに固定するのに使えば、ひったくり防止アイテムとしても活躍します。

販売されている完成品だけでなく、WEB上でも作り方がたくさん紹介されているので、興味がある方は、ぜひ手作りに挑戦してみては。ロープワークを学んで、様々な場面に取り入れていきましょう。

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<執筆者プロフィル>

水野佳
保健師 / オートキャンプ歴9年

学生時代にはバックパックを担いでフィールドワークや旅に出かけ、バングラデシュでの井戸掘りなども経験。旅やアウトドアでの知識や経験を防災活動に繋げる。産業保健師として企業勤務時に、救命講習やBCPなどの企画・運営にも関わった経験も持つ。

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