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彼女を楽しませたくてツッコミを猛勉強した僕の返信が、なぜか空回りしていった理由

  • 2026.6.10
ハウコレ

彼女の反応が薄い気がして、僕は返信の練習を重ねていました。よかれと思って打ち込んだひとことが、どうして空回りするのか。画面の向こうの彼女の顔が、僕には見えませんでした。

彼女の反応が薄い気がして

僕は彼女と付き合って一年ほどになります。会って話すときは笑ってくれるのに、メッセージになると、僕が何を送っても会話はすぐに止まってしまうのです。自分の返信がつまらないせいかもしれない。

そう思っていたある日、彼女から「たまには私のメッセージにツッコんでよ」と届きました。これはきっと、僕の返事に物足りなさを感じているサインだ。

僕は「わかった、やってみる」と返し、こっそり準備を始めたのです。

ツッコミの正解を探して

ツッコミとは何かを、僕は真剣に調べました。出てきたのは「相手の言葉の誤りや大げさな部分を指摘すること」という説明です。なるほど、と思いました。彼女の言葉のおかしな点を見つけて、きちんと返せばいいのだと。

彼女が「今日のランチ、世界一おいしいパスタだった」と送ってきたとき、僕は迷わず「世界一かどうかは、全部のお店を食べ比べないと言えないと思う」と返しました。完璧な指摘ができたつもりでした。

「もう疲れて倒れそう」には「倒れそうっていうのは、たぶん比喩だよね。一応、確認なんだけど」と添えたのです。

空回りしていた努力

ところが、彼女の反応はどんどん鈍くなっていきました。やがて「そういうのじゃないんだけど」と返ってきて、僕は「ごめん、難しいな」とだけ返すのが精一杯でした。

指摘は正しかったはずなのに、なぜ会話は弾まないのか分からなかったのです。返信を打っては消し、また打ち直す。そんなことを繰り返すうちに、ようやく気づきました。

彼女が欲しかったのは正しさではなく、一緒に笑える時間だったのだと。僕は正解を探すことに必死で、肝心なことを置き去りにしていたのです。

そして...

迷った末に、僕は飾らない言葉を送りました。

「楽しく話せる人になりたかったんだ」

送信したあとも、彼女からの返事が来るまで、僕は画面を見つめていました。うまく笑わせることは、結局できませんでした。それでも、彼女の「ツッコミの練習に付き合うよ」というひとことが、僕にはどんな正解よりうれしかったのです。

これからは指摘の上手さではなく、彼女と過ごす時間そのものを大事にしていこうと思います。次こそ、一緒に笑える返事を見つけたいのでした。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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