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「家事手伝ってあげたよ、偉いでしょ?」家事育児を恩着せがましく語る夫。だが、妻が見せた表に夫が黙り込んだワケ

  • 2026.6.11

恩着せの一言が積もっていく

結婚して数年。夫の家事育児への向き合い方に、ある時期から違和感が増えていった。

頼めばやってくれる。けれど自分から動くことはほとんどない。気づけば洗濯機の終了音にも、子のおむつ替えのタイミングにも、反応するのはいつも私だけだった。

洗濯物を取り込んでくれた夜、子どものお風呂を任せた日、保育園の連絡帳を書いてくれたとき。必ず同じ一言が返ってくる。

「家事手伝ってあげたよ、偉いでしょ?」

その言葉に、私は毎回うっすらと傷ついていた。

育児も家事も、二人でやるものではなかったのか。

彼にとって私は、家を回す担当者で、彼はあくまで補助なのだ。お礼を言いそびれると、不機嫌そうに口数を減らされる日もあった。

高熱の夜と、その後の話し合い

限界が見えたのは、私が38度近い熱を出して動けなかった夜だ。

子どもを寝かしつけたあと、布団の上で天井がぐるぐる回るのを眺めていた。氷枕は外れ、コップの水にも手が伸ばせない。

仕事から帰ってきた夫は、私の額に手を当てるでもなく、開口一番でこう言った。

「夕飯どうするの?」

私は何も返せなかった。声を出すのもしんどい体で、ただ言葉を失っていた。冷蔵庫を開ける音、レンジを諦めてカップ麺の袋を開ける音だけが、暗い天井の向こうから届いた。

翌週、熱が引いてから腰を据えて話した。普段やっている家事と育児を一つずつ表にして口に出した。保育園の準備、献立、買い物、検診の予約、子の薬の管理、行事の写真注文、季節物の衣替え。彼は最初きょとんとした顔だったが、項目が積み重なるにつれ表情が変わっていく。

「そんなにあったの」と漏らした声は、戸惑い半分、申し訳なさ半分だった。これまで自分が見ていたのは、家事育児の輪郭のほんの一部だったらしい。

あの夜以来、彼の動きは少しずつ変わっている。皿洗いを自分から始める日も増えた。保育園の準備物を確認する姿も見るようになった。それでも「手伝ってあげた」が時折戻ってくる。完全に直ったとは、まだ言えない夜が続く。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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