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「これからは同じ立場だから」結婚式前日に何度も電話してきた元彼。だが、元彼が電話で告げた内容に思わず絶句

  • 2026.6.8
「これからは同じ立場だから」結婚式前日に何度も電話してきた元彼。だが、元彼が電話で告げた内容に思わず絶句

在職中に独身を偽った先輩

結婚式の一カ月前に前の職場を退職した。

在職中、隣の部署の先輩と何度か飲みに行ったことがある。

仕事の相談に乗ってもらううちに、向こうから誘われる回数が増えていった。

話の流れは自然で、業務外の連絡もいつの間にか日常になっていた。

独身だと信じていた。

お互いの実家の話も、休日の過ごし方も、独り身の口調で語っていたからだ。

あと一歩で踏み込まれかける場面もあった。手を握られそうになった夜、ふと相手の左手の薬指に白い跡を見つけてしまった。

指輪を外したばかりのような、はっきりとした輪のあとだった。

問い詰めると、しぶしぶ既婚を認めた。

家庭がある人だと最初に言わなかった時点で、もう信用はゼロだった。

その場で関係を断ち切り、退職まで業務以外の連絡は受けないと伝えた。

彼は気まずそうに頷いて、それきり何も言ってこなくなった。退職の挨拶も、当たり障りのない一言で済ませた。

式前日の不在着信

結婚式の前日。

式場との最終打ち合わせの最中だった。司会の進行表を確認している横で、マナーモードのスマホが机の上で何度も振動している。

画面を見ると、退職した職場の先輩の名前が並んでいた。

短い間隔で四件、五件と積み重なっていく。

不審に思って打ち合わせの合間にかけ直した。

声を聞いた瞬間、背筋がすっと冷たくなった。

「これからは同じ立場だから」

意味がわからなかった。同じ立場、とは何を指しているのか。続けて出てきた言葉で、相手の意図がはっきり伝わってきた。

お互い結婚して家庭を持つのだから、これからは気軽に二人で会える、そう言い切ったのだ。

明日が式だと知っているはずなのに。

式の準備で動いている花嫁に、こんな電話をかけてくる神経が信じられなかった。

受話器の向こうの男は、私が当然乗ってくると思い込んだ口調を崩さなかった。

上司が動いた瞬間

電話を切ってすぐ、前職の直属の上司に状況を報告した。

退職した人間の私的なトラブルだが、相手は現役の社員だ。

在職中の経緯から今朝の電話の内容まで、震える声で順を追って伝えた。

聞き終えた上司は、低い声で「すぐ呼び出します」と返した。

翌週、本人が会議室で厳重注意を受けたと連絡が入った。

式の前夜まで響いた何件もの不在着信は、もう二度と画面に表示されることはなかった。

新しい姓で日々を過ごす今でも、あの低い声で繰り返された同じ立場という言葉だけは、耳の奥で鈍く残っている。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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