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「あの案件は自分が主導したんですよ」ほとんど関わっていない先輩が上司に放った報告→評価が下がった私の中に残る感情

  • 2026.6.8
「あの案件は自分が主導したんですよ」ほとんど関わっていない先輩が上司に放った報告→評価が下がった私の中に残る感情

担当業務の手柄をさらった、隣の島の先輩

四半期末の評価面談を控えた、月曜日の朝。

休憩室で給湯ポットの前に並んでいると、隣の島の先輩が部長と立ち話をしていました。

「あの案件は自分が主導したんですよ」

耳に入ってきた言葉に、私はコップを取る手を止めました。

その案件は、ここ3か月、私が一人で動かしてきた業務です。資料の作成も、関係部署との日程調整も、見積もりの突き合わせも、すべて私の手元で進めてきました。

先輩がそのプロジェクトに関わっていたのは、最初のキックオフで2回ほど顔を出した程度。途中の進捗会議には一度も出ていません。

それなのに、上司の前では「主導した」になっている。

(何言ってるの…訂正したい)

そう思った瞬間、ちょうど次の打ち合わせの開始時間が迫っていました。私はその日も別案件の納期に追われていて、給湯室で立ち止まってまで先輩に詰め寄る余裕はありません。

結局、口を開けないまま、私はそのまま自分のデスクに戻りました。

少し下がった評価と、心の奥に残った冷たさ

翌月、半期の評価が手元に届きました。

事前の手応えからすると、ほんの一段だけ低い評価。

差は小さくても、そこに至った文脈は、嫌でも想像がつきます。

(あの一言で、こうなったのか)

その日から、私は次のプロジェクトの進め方を静かに変えました。

毎週金曜日の夕方、その週の対応事項を一覧にまとめて、上司と関係者全員にメールで共有する。会議で決まったことは、議事録に自分の名前で記録を残し、次回までのタスクは担当者を明記して再送する。

地味な作業ですが、誰が何をやったかが、文字としてきちんと積み上がっていきます。

その甲斐あってか、次の半期の評価面談では、上司から手応えのある言葉をもらえました。

「進めてくれている分、ちゃんと見えているよ」

救われた、と思いました。

けれど、心のどこかにはまだ、あの月曜日の給湯室の冷たさが残っています。

記録を残せば守れるけれど、記録の届かない場所では、ひと言で評価がひっくり返ることもある。

そう気づいてしまった以上、もう、無防備な働き方には戻れない気がしました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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