1. トップ
  2. アーモンドミルクを飲み続けた結果、1ヶ月で感じやすい変化【医師監修】

アーモンドミルクを飲み続けた結果、1ヶ月で感じやすい変化【医師監修】

  • 2026.6.5

アーモンドミルクは、牛乳や豆乳に続く「第3のミルク」として注目されている植物性ミルクです。

「飲み続けると本当に変化はあるの?」「痩せる?肌にいい?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。 実際、数日で劇的な変化が起こるわけではありません。しかし、1ヶ月ほど続ける中で「肌の乾燥が気になりにくくなった」「間食が減った」と感じる人もいます。

ミサクリニック六本木本院 院長 美容皮膚科医 寺井 美佐栄 先生監修のもと、一般的なアーモンドミルクの栄養成分を参考に、飲み続けた場合に起こりやすい変化や注意点を紹介します。

アーモンドミルクとは?

近年注目されているアーモンドミルク。まずは特徴や種類について見ていきましょう。

なぜアーモンドミルクが注目されているの?

アーモンドミルクは、アーモンドをすりつぶして水と混ぜ、飲みやすく加工した植物性ミルクです。

近年は牛乳や豆乳に続く「第3のミルク」として注目されており、スーパーやコンビニ、カフェでも見かける機会が増えています。

人気の背景には、美容や健康への関心の高まりがあります。比較的低カロリー・低糖質な商品が多く、無糖タイプは体重管理を意識する人にも選ばれています。

また、植物性食品を取り入れる「プラントベース」の考え方が広がっていることも、市場拡大の理由のひとつです。

アーモンドミルクにはさまざまな商品がある

アーモンドミルクにはさまざまな商品があり、アーモンド含有量やカロリー、糖質量、ビタミンEの配合量などは商品によって異なります。

代表的な商品は以下の通りです。

商品名 特徴 アーモンド効果(Glico) 国内で広く販売されている代表的なアーモンドミルク。砂糖不使用や3種のナッツなど種類が豊富 アーモンド・ブリーズ(KAGOME) 世界的なアーモンドミルクブランド。無糖、プロテイン入りなどの商品も展開 毎日おいしいアーモンドミルク(marusan) 豆乳メーカーが展開するアーモンドミルク アーモンドミルク(TOPVALU) イオンのプライベートブランド商品 濃いアーモンドミルク(筑波乳業) アーモンド含有量が比較的高く、濃厚な味わいが特徴

※掲載している商品は2026年6月5日時点で国内メーカーが販売している主なアーモンドミルクです。販売状況や商品内容は変更される場合があります。

アーモンドミルクの栄養と効果的な飲み方。どんなメリットがある?オーツミルクとの違いは?

アーモンドミルクの主な栄養成分

アーモンドミルクを飲み続けた場合に起こりやすい変化を理解するために、まずは栄養成分を見ていきましょう。

一般的な無糖アーモンドミルクの栄養成分

アーモンドミルクの栄養成分は商品によって異なります。ここでは、国内で広く流通している主要メーカーの砂糖不使用タイプのアーモンドミルクを参考に、栄養成分の目安を紹介します。

成分 目安(200ml) エネルギー 約40〜50kcal たんぱく質 約1g 脂質 約3〜5g 糖質 0〜1g程度 食物繊維 約2〜4g ビタミンE 約10〜13mg

※主要メーカーの砂糖不使用タイプを参考

低カロリー・低糖質でありながら、ビタミンEや食物繊維を含んでいることが特徴です。一方で、牛乳や豆乳と比べるとたんぱく質は少なめです。

では、一般的な砂糖不使用タイプのアーモンドミルクの栄養成分から特徴を見ていきましょう。

ビタミンEは美容や健康維持をサポート

アーモンドミルクの特徴的な栄養素のひとつがビタミンEです。

ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンで、「若返りのビタミン」と呼ばれることもあります。体内で発生する活性酸素から細胞や血管を守る働きがあり、美容や健康維持との関係が注目されています。

寺井先生は、ビタミンEは肌のコンディションを整えるうえでも重要な栄養素のひとつだと話します。美容皮膚科の現場でも、スキンケアだけでなく食生活のバランスも意識することが大切だと考えられているそうです。

食物繊維は腸内環境をサポート

商品によって差はありますが、アーモンドミルクには食物繊維を含むものも多く見られます。

食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きが期待されています。そのため、普段の食事で食物繊維が不足しがちな人にとっては、補給手段のひとつになるかもしれません。

ただし、アーモンドミルクを飲むだけで便秘が改善するとは限らず、野菜や果物、海藻類なども含めて食事全体で摂取することが大切です。

不飽和脂肪酸は“脂質の質”を意識するきっかけに

アーモンド由来の脂質には、不飽和脂肪酸が含まれています。

寺井先生は、不飽和脂肪酸は脂質の中でも比較的「良質な脂」として知られており、健康的な食生活を意識する人に取り入れられることがあると話します。

脂質はホルモンや細胞の材料にもなる重要な栄養素です。そのため、脂質を減らすことだけでなく、脂質の質にも目を向けることが大切です。

低カロリー・低糖質な商品が多い

無糖タイプのアーモンドミルクは、1本(200ml)当たり40〜50kcal程度の商品が多く、糖質も比較的少ない傾向があります。

そのため、甘い飲み物や加糖コーヒー飲料の代わりとして取り入れやすいことが特徴です。

一方で、加糖タイプは商品によって糖質量やカロリーが大きく異なるため、健康管理やダイエットを意識している場合は栄養成分表示を確認するようにしましょう。

アーモンドミルクとは。牛乳や豆乳との違い|マッスルデリ管理栄養士が解説

次:アーモンドミルクを飲み続けるとどうなる?【期間別】

アーモンドミルクを飲み続けるとどうなる?【期間別】

アーモンドミルクは薬ではないため、飲み始めてすぐに体が大きく変わるわけではありません。

ただし、飲み物の選び方や食習慣が変わることで、少しずつ変化を感じる人もいます。なお、変化には個人差があります。

数日〜2週間:大きな体感は少ないが、飲み物選びが変わりやすい

飲み始めてすぐの段階では、見た目や体調に大きな変化を感じる人は多くありません。

一方で、牛乳や甘い飲み物の代わりにアーモンドミルクを選ぶ習慣ができることで、飲み物選びへの意識が変わることがあります。

特に無糖タイプは比較的カロリーや糖質を抑えやすいため、「なんとなく飲んでいたジュースをやめた」「甘いカフェドリンクを選ぶ機会が減った」といった行動の変化につながる人もいます。

2週間〜1ヶ月:肌の乾燥感や間食習慣に変化を感じる人もいる

体調や食生活によって個人差はありますが、数週間〜1ヶ月ほど継続する中で、肌や食生活に変化を実感する人もいます。

アーモンドミルクにはビタミンEを豊富に含む商品も多くあります。ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ栄養素として知られており、肌の乾燥感やくすみが気になりにくくなったと感じる人もいるようです。

寺井先生は「アーモンドミルクは、乾燥やハリ不足など年齢とともに気になりやすい肌悩みをきっかけに取り入れられることがあります。実際に、肌の乾燥が気になりにくくなった、食生活への意識が高まった、間食が減ったと感じる人もいます」と話します。

ただし、アーモンドミルクだけで劇的な変化が出るというよりは、毎日の生活習慣の積み重ねの中で変化を感じるケースが多いそうです。食事や睡眠など生活習慣全体を整えることが大切です。

3ヶ月前後:食生活への意識が定着しやすくなる

3ヶ月前後になると、アーモンドミルクを飲むこと自体よりも、食生活全体への意識の変化を感じる人が増えてきます。

例えば、次のような変化です。

・栄養成分表示を見るようになった
・甘い飲み物を選ぶ機会が減った
・食事内容を意識するようになった

こうした変化は、アーモンドミルクだけの効果というより、食生活全体を見直した結果として現れる場合もあります。

また、ビタミンEの抗酸化作用は継続的な摂取が前提とされています。そのため、数日で大きな変化を期待するのではなく、食事や睡眠などの生活習慣とあわせて無理なく続けることが大切です。

代表的なアーモンドミルク商品「アーモンド効果」を飲み続けた場合の変化については、以下記事も参考にしてみてください。

アーモンド効果を飲み続けたらどうなる?医師が解説する期間別の変化

次:ダイエット中にアーモンドミルクは向いている?

ダイエット中にアーモンドミルクは向いている?

アーモンドミルクは低カロリー・低糖質な商品が多く、ダイエット中に取り入れられることも少なくありません。ただし、飲むだけで痩せるわけではないため、特徴を理解して活用することが大切です。

無糖タイプはカロリー管理しやすい

無糖タイプのアーモンドミルクは、比較的低カロリー・低糖質な商品が多いことが特徴です。

寺井先生も、「甘い飲み物を減らしたい」「間食を見直したい」という人にとって、アーモンドミルクは選択肢のひとつになると話しています。

アーモンドミルクで痩せる?

アーモンドミルクを飲むだけで体重が減るという十分な医学的エビデンスは、現時点では確認されていません。

そのため、「アーモンドミルクを飲めば痩せる」と考えるのは適切ではないでしょう。

一方で、無糖タイプをジュースや甘いカフェドリンクの代わりに取り入れることで、結果として摂取カロリーや糖質を抑えやすくなる可能性はあります。

加糖タイプは糖質やカロリーに注意

アーモンドミルクには加糖タイプもあります。

加糖タイプは飲みやすい反面、商品によっては砂糖が多く含まれている場合があります。「健康に良さそう」というイメージだけで選ぶと、知らないうちに糖質を摂りすぎてしまうこともあるでしょう。

ダイエット中に取り入れる場合は、砂糖不使用や無糖タイプを選び、栄養成分表示を確認することが大切です。

置き換えダイエットには注意

アーモンドミルクは低カロリーな商品が多いものの、アーモンドミルクだけで食事を置き換えるような極端なダイエットはおすすめできません。

一般的な無糖アーモンドミルクのたんぱく質量は200ml当たり1g前後と少なく、必要な栄養素を十分に補えない可能性があります。

健康的な体づくりのためには、肉や魚、卵、大豆製品などからたんぱく質を摂りながら、無理なく続けられる食習慣を意識しましょう。

アーモンドミルクの効果的な飲み方

アーモンドミルクはどれくらい飲めばいいのでしょうか。

1日どれくらい?頻度は?毎日飲んでいい?

アーモンドミルクは、一般的には毎日飲んでも問題ないと考えられています。

寺井先生も、牛乳で胃もたれしやすい人や、カロリーや糖質を見直したい人には取り入れやすい飲み物だと話しています。

ただし、「たくさん飲めば健康になる」というものではありません。1日200ml程度を目安に、食生活の一部として取り入れるとよいでしょう。

朝・昼・晩いつ飲むのがいい?

アーモンドミルクは食品のため、朝と夜で効果が大きく変わるわけではありません。

朝食時に取り入れると、ビタミンEや食物繊維を補給しやすくなります。朝食を簡単に済ませがちな人にとっては、栄養バランスを意識するきっかけにもなるでしょう。

また、運動後に飲むこともできます。アーモンドミルクに含まれるビタミンEは、疲労回復やコンディション維持をサポートする栄養素として知られています。

ただし、一般的なアーモンドミルクはたんぱく質が少ないため、筋トレ後の栄養補給としてはプロテイン入りタイプを選んだり、たんぱく質を含む食事と組み合わせたりするとよいでしょう。

どれを選べばいい?

アーモンドミルクには、無糖タイプや加糖タイプのほか、たんぱく質を強化したプロテイン入り商品などもあります。

ダイエットや健康管理を意識している場合は、砂糖不使用や無糖タイプを選ぶと管理しやすいでしょう。

一方、筋トレや運動後の栄養補給を意識している場合は、たんぱく質を強化したプロテイン入りタイプも選択肢になります。

商品によってカロリーや糖質、たんぱく質量、ビタミンE量などは異なるため、栄養成分表示を確認しながら、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。

オーツミルク、アーモンドミルク、豆乳の違いを考える #アルプロのオーツミルクコラム

次:アーモンドミルクの欠点・危険性は?

アーモンドミルクの欠点・危険性は?

健康的なイメージがあるアーモンドミルクですが、知っておきたい注意点もあります。

たんぱく質は少なめ

アーモンドミルクを飲む際に知っておきたいのが、たんぱく質量の少なさです。

一般的な無糖アーモンドミルクのたんぱく質量は200ml当たり1g前後で、牛乳や豆乳と比べると多くありません。

寺井先生も、「アーモンドミルクを飲んでいるから栄養は十分と考えるのではなく、たんぱく質は食事からしっかり摂ることが大切」と話しています。

肉や魚、卵、大豆製品などからたんぱく質を補い、栄養バランスを整えることが重要です。

飲みすぎるとカロリーオーバーになることも

アーモンドミルクは比較的低カロリーな商品が多いものの、たくさん飲めば摂取カロリーも増えます。

特に加糖タイプは糖質やカロリーが高めの商品もあるため注意が必要です。

健康に良いイメージがあるからといって飲みすぎるのではなく、食生活全体のバランスを考えながら取り入れましょう。

ナッツアレルギーがある人は注意

アーモンドミルクはアーモンドを原料としているため、ナッツアレルギーがある人は摂取を避ける必要があります。

商品によっては他のナッツ類を使用している場合もあるため、購入前に原材料表示を確認することが大切です。

アーモンドミルクは肝臓に悪い?

「アーモンドミルクは肝臓に悪い」という情報を見かけることがありますが、通常量を摂取する範囲で肝臓に悪影響を与えるという明確な根拠は確認されていません。

寺井先生も、健康的な飲み物であっても大量に飲み続けるのではなく、あくまで食生活の一部として取り入れることが重要だと話しています。

どんな食品でも、「これだけ飲めば健康になる」というものではありません。栄養バランスのよい食事を基本に考えることが大切です。

アーモンドミルクに“デメリット”はある?管理栄養士が回答

アーモンドミルクと牛乳・豆乳の違い

アーモンドミルク、牛乳、豆乳の大きな違いは、原材料と栄養成分です。

牛乳はたんぱく質やカルシウムが豊富で、豆乳は大豆由来のたんぱく質やイソフラボンを含みます。一方、アーモンドミルクは比較的低カロリー・低糖質な商品が多く、ビタミンEを含むことが特徴です。

どれが優れているというわけではなく、目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

アーモンドミルクとは。栄養と効果的な飲み方、牛乳や豆乳との違い|マッスルデリ管理栄養士が解説

アーモンドミルクに関するQ&A

アーモンドミルクは女性にどんな効果がある?

アーモンドミルクに女性だけの特別な効果があるわけではありません。

ただし、ビタミンEを豊富に含む商品が多く、美容や健康維持を意識して取り入れる人は少なくありません。寺井先生も、乾燥やハリ不足など年齢とともに気になりやすい肌悩みをきっかけに取り入れられることがあると話しています。

アーモンドミルクでコレステロールは下がる?

アーモンドミルクに含まれる不飽和脂肪酸は、健康的な食生活を意識する人に取り入れられることがあります。

ただし、アーモンドミルクを飲むだけでコレステロール値が改善するという十分な医学的エビデンスは現時点で確認されていません。

コレステロール値が気になる場合は、食事全体の見直しや適度な運動も重要です。

アーモンドミルクで胸が大きくなるって本当?

アーモンドミルクを飲むことで胸が大きくなるという医学的根拠は確認されていません。

アーモンドミルクは大豆由来の豆乳とは異なり、大豆イソフラボンを主成分とする飲み物ではありません。

美容や健康維持のために取り入れることはできますが、バストアップ目的で飲む食品ではないと考えたほうがよいでしょう。

豆乳を飲み続けるとどうなる?1ヶ月・3ヶ月・3年半の変化と注意点を徹底解説【専門家監修】

監修者プロフィール

ミサクリニック六本木本院 院長 美容皮膚科医 寺井 美佐栄

産業医科大学医学部卒業後、医療機関にて経験を積み、美容皮膚科へ転身。
10年にわたり複数の大手美容皮膚科クリニックで院長を歴任し、豊富な症例経験と技術力を培う。
2022年にミサクリニック六本木本院を開院し、メスを使わず“ナチュラルな美しさ”を引き出す施術に定評があり、特に切らないたるみ治療やクマ取りなどのエイジングケアを得意とする。
YouTubeなどでの情報発信にも力を入れ、患者目線に立った分かりやすい解説にも定評。患者一人ひとりに寄り添った美容医療を提供している。

<Edit:編集部>

元記事で読む
の記事をもっとみる