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看護師「若い世代の患者に多い」診察室で言われることが増えた“言葉”に「1番困る…」

  • 2026.6.25
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

最近話題のAIは、スマートフォンから手軽に使え、会話するように情報を得たり、考えや気持ちに寄り添うような返答をしてくれたりと、日常の中で便利に活用される場面が増えています。一方で、その身近さゆえに、医療の現場では少し困った変化も見られるようになってきているようです。

よっしー(@siroyoshi88)さんが、「病院の現場で感じるAIの広がりと影響」についてX(旧Twitter)に投稿し、話題になっています。

いったいどのような変化だったのでしょうか?

話題の投稿が、こちら!

現在は各社からさまざまなAIが提供されていますが、中でもChatGPTは身近な存在として使っている人も多く、ちょっとした疑問から真剣な相談まで、幅広く答えてくれる便利なツール。ときには「なるほど」と思うような内容が返ってくることもあり、日常の中で頼りにされる場面も増えています。

ただ、AIは一般的な情報をもとに回答を生成するため、個々の状況にそのまま当てはまるとは限りません。本来は参考のひとつとして使うものですが、うまく受け取られるとは限らない面もあります。

特に医療の分野では、身体や健康といった人生に直結する重要な領域であるため、本来であれば医師の診断や説明が最も大切です。しかし、最近ではAIの情報を強く信じてしまい、医師の説明とAIの回答の間で迷ってしまうようなケースもあるようです。

もちろんAIが役に立つ場面もたくさんあります。ただその一方で、医師と患者の間に本来あるべき信頼関係や意思疎通に少しずつ影響が出てきているのは、見過ごせない課題といえそうです。

今、病院で起きていること

投稿者さんに詳しくお話を伺いました。

---切実なお話ですね。診察室で患者さんから「AIに聞いた」と言われる場面が増えているとのことですが、特に印象に残っているやり取りや難しさを感じた具体的な場面はありましたか?

女性に特化した科で多いのですが…。乳がんの手術で乳房全摘出が望ましい(再発予防の目的もあり)ケースでも、「ChatGPTでは私のケースって乳房全摘出しなくても再発しない人も多いって言ってますが…?」とか…。子宮系のがんの患者さんが「ChatGPTでは妊孕性を残すことは可能と言っていたのですが…」など。治療内容的に難しくても、医師からの説明を聞く前にChatGPTに聞いた内容を述べるケースが増えました。

--対応が難しい場面ですね…。「ChatGPTでは手術適応と言われた」などのお話が出た際、どのような説明や対応をすることが多いのでしょうか?

まずは医師は病気の治療にはガイドラインがあることを伝えています。全ての治療内容には根拠があることを踏まえて患者に現実を伝えています。患者が思ったのと違う現実を伝えられて、納得できない様子の方がいたら、診察後に患者の気持ちを受け止めるように「驚きましたよね」とか「ショックでしたよね」と伝えて、少しでも現実に向き合えるような精神的ケアに努めています。

---治療そのものだけでなく、患者さんの不安や緊張に寄り添う精神的なケアまで丁寧に行われていることが伝わってきます。AIの情報を伝えてこられる患者さんの割合はどのくらいでしょうか?

割合…。体感ですが3割くらいです…!若い世代は調べ尽くしてくる率が高いです。60代以降の方はAIの情報を口にする人の割合は低い気がします。

---先生やほかの医療従事者の方と、この変化について会話されたことがあればお聞かせください。

医師や看護師の間では…「患者さんが自分の病気について知ろうとして調べて来てくれるのは良いけど、それらを鵜呑みにしてこちらの話を一切聞こうとしなかったりするのは、患者と医療従事者の信頼関係とか関係性の構築の妨げになりかねないよね…」と話題になりました。

---現場としては、とても本質的な部分ですよね。本来であれば、患者さんと医療従事者が治療方針について話し合いながら進めていく場面で、説明がうまく伝わらなかったり、信頼関係を築く前の段階で認識のずれが生まれてしまったりすると、その後のやり取りにも影響が出てしまいますよね。

情報と気持ちのすれ違いの深刻さ

患者さんの中には、医師の説明を理解しながらも、少しでも別の可能性を探したいと考える方もいるかもしれません。告げられた現実が厳しいものであればあるほど、少しでも希望の余地を探したくなるのは自然な心理でもあります。

その中で、AIの回答が別の可能性を示すことで、患者さんが迷いや葛藤を抱える場面もあるのかもしれません。特に「例外もある」「可能性はゼロではない」といった表現は、希望として受け取られやすく、現実の説明との間に揺れを生むこともあります。

AIが身近になった今だからこそ、得た情報を参考にしながらも、不安や疑問は医療従事者と共有し、対話を重ねていくことの大切さが改めて問われているのかもしれません。

取材協力:よっしー(@siroyoshi88)さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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