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電気代ピンチ…もはや「1人に1台」の時代到来!?省スペースなミニタワーファンが“個涼”に最適だった【Levoit Windi Mini レビュー】

  • 2026.6.3

コンパクトで高性能な「Levoit Windi Mini ミニタワーファン(DCモーター)」

省スペースで個人のスペースを快適にしてくれるミニタワーファン
省スペースで個人のスペースを快適にしてくれるミニタワーファン

今年もきっと暑いのでしょうね。ゴールデンウィークを過ぎると、筆者は毎年さまざまな夏の暑さ対策グッズをレビューさせていただきます。ありがたいことですし、とてもおもしろい仕事です。なかでも、エネルギー消費量が小さく、確実に効果がある扇風機が筆者は好きです。

要するに、電気代が安く、筆者の住む北海道なら本格的な夏シーズンまで電気代の高いクーラーを使わずに済ませてくれる扇風機が大好きというわけです。冬にかかった膨大な光熱費を少しでも取り戻したいのです。

そして、筆者が今年試したなかで気に入っているのが「Levoit Windi Mini ミニタワーファン(DCモーター)」(以下「ミニタワーファン」)。実勢価格は5500円前後です。我が家には過去にレビューした大小さまざまな扇風機が10台以上あるのですが、今年は「ミニタワーファン」メインで行こうと思っています。

何が違うのかといえば、まずはそのサイズです。ざっくりいうなら、直径約12.5cm、高さ33.5cmとコンパクトなこと。イメージとしては、2Lのペットボトルをもうひとまわり大きくした程度のサイズ感です。

このサイズで最大風速7m/sの風を発生させることができます。しかも円筒形なので、必要なスペースをほとんど変えることなく、左右に30°、60°、90°の首振りが可能です。風量は5段階で調整できます。

重さも約1.2kgしかありませんので、持ち歩きも簡単です。さらに、寝室でも快適に使えるように動作音は最小20dB、最大でも48dBと小さく抑えられています。そんなコンパクトで風量が大きく、静かで移動も簡単な「ミニタワーファン」を導入したところ、我が家に何が起きたのかを紹介しましょう。

自分だけにちょうどいい涼しさを設定すればいいだけ

定格電力が7.5Wと非常に小さいのも大きな魅力のひとつです。
定格電力が7.5Wと非常に小さいのも大きな魅力のひとつです。

皆さんは、家族いっしょにリビングで過ごすとき、みんなで同じテレビを見ていますか?我が家では、メインの大型モニターで次男がYouTubeを見ていれば、長男はタブレットでRoblox、両親はそれぞれスマートフォンやタブレットでAmazonプライムの映画を見ている、なんてことが珍しくありません。

賛否はあるのでしょうが、それぞれが好きなことを快適に楽しみながら、空間と時間は共有するスタイルといえるでしょう。大型モニターは1台だけなので、消費電力もそこまで大きくありません。

いまどきの普通ともいえるスタイルですが、そんななかで筆者は毎年、リビングにある1台の扇風機の風がみんなに心地よく当たるよう、首振りの角度や風量などを懸命に調整していました。

ですが「ミニタワーファン」を使いはじめると、「この配慮や努力って本当に必要なのだろうか?」という根本的な疑問が湧いてきました。「ミニタワーファン」の定格電力は7.5W。LED電球1個、あるいは常時稼働しているWi-Fiルーター並みの消費電力です。

であれば、各部屋にそれなりのサイズの扇風機を配置するよりも、それぞれが家のなかで「ミニタワーファン」を持ち歩いたほうが効率的です。しかも、自分にとって気持ちのよい風量や、風の当たるタイミングも選べます。

実際のところ、筆者は仕事の際にノートパソコンの横に置いて使っている「ミニタワーファン」を、食事のときは自分の背後に移動させ、弱めのそよ風が当たるように調整しています。位置が近くても風量を小さくできるので、動作音はほとんど気いません。

脱衣場や洗面スペースにも持ち歩いて、個々の快適性を確保

ちょっとしたことですが、持ち手が付いていなかったら、移動させなかったでしょう。
ちょっとしたことですが、持ち手が付いていなかったら、移動させなかったでしょう。

大きめのペットボトルといったサイズ感で、重さも1kg強というスペック。これに加えて本体上部に持ち手が付いていることもあり、筆者は自宅のなかで「ミニタワーファン」をよく持ち歩いています。

朝食の支度をする際はキッチンの隅に置き、調理の暑さから逃れるのに使っています。家族を送り出した後は、仕事用のパソコンの横やデスクの足元に設置して涼しさを確保。動作音が小さいので顔の近くでも快適に使えます。ちょっと個性的な丸型リモコンが付属しているため、手が届きにくい足元に設置しても操作しやすく便利です。

さらに、ちょっとサボってソファで昼寝するときは、その横へ。熱気がこもりがちな脱衣場に移動させて風呂上がりの快適さをアップするのはもちろん、洗面所の鏡の前で身支度をしている際に暑さで流れ出る汗を防ぐのにも活躍してくれています。

すごくいい。とはいえ、頻繁に使っているからこその不満もあります。定格電力が7.5Wと小さいのに、電源供給がUSB Type-Cではないことはとても残念です。Type-C対応なら、我が家のコンセントの大部分にはアダプターが装備されているので、専用のACアダプターを持ち歩く必要がなくなり、自宅内での配置換えがさらに簡単になるのです。

もっといってしまうなら、消費電力がここまで小さいのであれば、内蔵バッテリーでの駆動も可能にしてくれればいいのにと思います。そうすれば、自宅内の移動がより簡単になりますし、屋外やアウトドアでの使用、さらには災害時にも活躍してくれるのにな、と思ってしまうわけです。

各部屋に「羽根付きリビングファン」から、それぞれに「ミニタワーファン」へ

各部屋1台から、1人1台に扇風機のスタイルを変化させてくれそうです。
各部屋1台から、1人1台に扇風機のスタイルを変化させてくれそうです。

かなりの扇風機好きなのに、筆者には「ミニタワーファン」という発想がありませんでした。旧態依然として、各部屋にちょっと大きめの「羽根付きリビングファン」を配置し、家族全員が快適になればと思っていたわけです。

その1つの原因として、一般的なタワーファンは細長く高さがあるため、横方向のスペースはとらないものの、子どもが触った際に倒れそうという不安がありました。しかし、今回使用した「ミニタワーファン」は、転倒して子どもが下敷きになるような危険が少なく、ファンに子どもが指を挟むリスクもほぼありません。

そのため、子育て家庭でも設置スペースの小ささを生かし、家族全員にそれぞれ1台ずつ「ミニタワーファン」を配置するのもおすすめです。安全性にも、スペースにも、電気代にも問題は発生しません。これは従来の「羽根付きリビングファン」では実現できないポイントといえます。

また、年齢や性別、風呂上がりや暑い外から戻ってきた直後など、そのときの状況によって心地よいと思える涼しさは異なります。扇風機を「部屋に1台」から「1人に1台」に変えることで、この問題が解決するのです。

夫婦の寝室におけるクーラーの温度設定は永遠のテーマともいえますが、「ミニタワーファン」を使った個涼化に舵を切ると、この問題の一部も解消されます。しかも、それぞれ自分の近くに扇風機を配置するため、大きな風量を確保する必要性が低くなり、全体として静かになることが多いのもうれしいところです。

筆者は、まずもう1台「ミニタワーファン」を導入し、どうしても部屋ごと冷やさなければならないクーラー冷房の時期以外は、それぞれを小さなエネルギーで快適にする「個涼」へとスタイルを変えていきたいと思っています。「ミニタワーファン」という選択肢には、そんな可能性を感じるのです。

(千秋)

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