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おしゃれパリジェンヌのクオリティ・オブ・ライフ vol.53

  • 2026.6.3
Chloé Bruhat

人と比べるのではなく、自分の尺度で幸福を定義し、自分らしい生き方を優先するクオリティ・オブ・ライフという考え方が浸透してきている。今よりもずっと以前から、この考え方を体現してきたのがパリジェンヌだ。個性を大切にし、好奇心旺盛に毎日を自分らしく生きる――そんなエル的ライフスタイルを実践するおしゃれなパリジェンヌにフォーカスする連載。vol.53は、「カミーユ シュロー」設立者兼ジュエリーデザイナーのカミーユ・シュロー。

photo: Chloé Bruhat illustration: Helena Roux-Dessarps realization: Elie Inoue

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Chloé Bruhat

カミーユ・シュロー

「カミーユ シュロー」設立者兼ジュエリーデザイナー

パリ生まれ。ジュエリーブランド「フィリップ オーディベール」を手掛ける父親に影響を受けて、幼い頃からモノづくりへの情熱と美的感覚を磨いてきた。スイスのアートスクールで写真を学んだ後、病で倒れた父親の代わりに「フィリップ オーディベール」のクリエーションに参画。2023年には自身の名を冠したジュエリーブランド「カミーユ シュロー」を設立。感性と構築美を宿したジュエリーが高く評価を受けるアップカミングなデザイナー。

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Q. 最も幸せを感じる瞬間はいつ?

「パリを離れて、地中海に浮かぶコルシカ島にある別荘へ向かう時かな。あの場所へ着くと、心も身体もほどけ、本当に解放された感覚を味わうことができるわ。自由があり、私にとって大きなインスピレーションの源でもあるの」

Chloé Bruhat

Q. 人生で最も大切にしていることは?

「仕事には多くの時間とエネルギーを注いでいるけれど、同じくらいプライベートな時間も大切にしている。自分の内側を守ること、愛する人たちとの時間を持つこと。それは私の人生において、何より重要だと言える」

Chloé Bruhat

Q. 毎日を充実させるために実践していることは?

「仕事以外の時間には、美術館やギャラリーを巡り、映画館へ頻繁に足を運び、収集した本をめくり、写真を撮る。そのなかでも、昔から本を集めるのが好きで、フォトブックを眺めることに日常的に多くの時間を費やしているわ。芸術や文化から自分自身を養っている感覚ね。パリという街は、その豊かさを日常の中で与えてくれる場所だと思う。都市の文化と日々の感覚を糧に、創造を深めているの」

Chloé Bruhat

Q. あなたにとって“仕事”とは?

「仕事とは、生計を立てるためにするもの。でも、それが必ずしも自分を満たしてくれるとは限らないでしょう。そういう意味で、私にとって今していることは単なる仕事ではないの。もっと個人的で、情熱的で、生き方に近いと感じている」

Chloé Bruhat

Q. あなたにとって“友人”とは?

「友人にはいろいろなかたちがある。一緒に笑い合える人、深く語り合える人、感性を共有できる人、仕事を共にする人。どの存在も欠かせなくて、そうした関係の積み重ねが私自身を形作っていくのだと思う」

Chloé Bruhat

Q. ファッションに対するこだわりは?

「ファッションは自分を自由に表現し、楽しむための場所であるべきよ。何よりも、自分が心地よくいられることが大切。言葉を交わす前に、私たちが身につけているものが、その人らしさを語っているのだから」

Chloé Bruhat

Q. 定番スタイルについて教えて!

「気取らず、でもどこか芯のある装いが好き。着ていて自然体でいられて、自分自身にしっくりくるもの。そこにジュエリーを添えることで、その日の気分や個性が完成する気がするの」

Chloé Bruhat

Q. クオリティ・オブ・ライフを向上させるために、必要なモノ・コトを5つ教えて。

日常に丁寧に向き合う 仕事でも家族のことでも、日々の営みに誠実であるよう心がけているわ。

良い人たちに囲まれること 誰と時間を過ごすかで、人生の質は大きく変わるもの。

好奇心 世界を知り、自分自身の意見を持ち、好奇心を育てること。

探索 試し、旅し、新しい情熱に出合うプロセスが、私を成長させてくれると感じる。

人生を豊かにする最後の鍵は、やはり愛しかないと思う。そしてできる限り愛を共有したいわ。

Chloé Bruhat

Q. 1日のタイムスケジュールは?

8:00 起床したらまず、朝食を用意する。朝は一日の中でいちばん好きな時間。朝日が差し込む大きな窓を備えたリビングで、その日を思い描くわ。

9:00 朝食を終え、出掛ける準備をして、自転車で仕事場であるアトリエへ。アパルトマンの下にあるニューススタンドへ立ち寄るのが日課。

10:00 アトリエに到着。チームと話し、メールを確認し、ドローイングを始める。創造力は朝に最もさえる。

13:00 1時間程のランチタイムで軽食を。

Chloé Bruhat

14:00 仕事再開。リサーチやムードボードの調整、アトリエでの制作、新しいピースの創作。午後は手を動かし、形を生み出す時間。

18:00 ワークアウトの時間。スポーツは心を解放し、思考を穏やかに整えてくれるから。

20:00 自宅に戻り、共に暮らすパートナーと過ごす。たくさん話し、すべてを共有する時間。彼は恋人であり、最良の理解者であり、親友でもある。就寝前には本を読んだり、映画を見るなど、好きなことをして1日を終える。

Chloé Bruhat

Q. 50代はどんな生き方をしていたい?

「まったく想像できないわ(笑)。来年どう生きているかさえ分からないもの。仕事については未来をよく思い描くけれど、私生活についてはあまり計画しないの。人生には、予想できない美しさがあるから、それを楽しみたいわ」

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