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「ずいぶん大きくなったね〜」10年ぶりの葬儀で体型を指摘してきた親戚→無神経な言葉に抱えた葛藤

  • 2026.6.4
「ずいぶん大きくなったね〜」10年ぶりの葬儀で体型を指摘してきた親戚→無神経な言葉に抱えた葛藤

10年ぶりの葬儀会場で、開口一番に飛んできた声

「ずいぶん大きくなったね〜」

祖父の葬儀の控室で、10年ぶりに顔を合わせた親戚の女性が、私を見るなり、明るい声でそう言いました。

父のいとこの奥さんです。

40代になった私が、その人と最後に会ったのは、まだ30歳になるかならないかの頃でした。

あの頃の私は、確かに、もう少し細い体型だったと思います。

「大きくなった」というのは、明らかに、背丈の話ではありませんでした。

体型が変わったね、ふくよかになったね、という意味です。

(よりによって、祖父のお別れの場で、その一言)

私は、黒い喪服の襟元に、思わず手をやりました。

この10年で、私には長く体調を崩した時期がありました。

運動をするのが大変で、結果、体重がじりじりと増えていったのです。

毎日、鏡を見るたびに、自分でも一番気にしていた変化でした。

洋服のサイズも、少しずつ大きいものに買い替えていきました。

体力もまだ完全には戻り切っておらず、長時間の立ち仕事や、人の多い場所に出るのは、正直、なるべく避けたい時期です。

それでも、祖父の葬儀には、どうしても参列したかった。

少し早く家を出て、ゆっくりと身支度をして、ようやくたどり着いた控室での再会でした。

事情を知らない人の言葉が、こんなにも刺さる

その親戚は、40代になっても、すらりとしたスタイルを保った人でした。

10年前と、ほとんど変わらない、引き締まった体のラインで、喪服を着こなしています。

「私なんて、全然変わってないでしょう?」

続けて、そう言いながら、くるりと自分の体を見せるしぐさをしました。

悪気がないのは、たぶん、わかります。

10年ぶりの再会の挨拶のつもりだったのも、本当でしょう。

けれど、こちらが何を抱えてこの10年を過ごしてきたか、その人は何ひとつ知らないのです。

(マウントを取りたいだけなんじゃないか)

そんな気持ちが、すっと胸の奥に湧き上がってきました。

(祖父の葬儀の場で、その挨拶ですか)

反論したい言葉を、私はぐっと飲み込みました。

祖父の遺影が、すぐそこにあります。

ここで角を立てるのは、絶対に違うとわかっていました。

「お久しぶりです」

私は、なんとかそれだけを返して、お焼香の列のほうへ、そっと体を向けます。

背中で、その人がまだ何か話しかけてくる気配がしました。

祖父の祭壇に手を合わせながら、私の頭の中では、10年分の通院の日々が、ぐるぐると回っていたのでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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