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エゾリスのママが、サクラの森を夢中でかけ抜けていく理由とは?【写真3枚・北海道のかわいい動物たち②】

  • 2026.6.2

今週もインスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトに寄せられた、みなさまからのお写真をご紹介します。(2026年5月25日〜5月29日ピックアップ分・後編)

前編の記事では、休憩中のママシマエナガの写真などをお届けしましたが、この記事は後編です。

みんな違って、みんなかわいい

Sitakke
Sitakke
撮影:akki_photo_niibonさん

子ギツネたちは成長するにつれて、きょうだい同士の「じゃれ合い」もだんだん激しさを増してきたようです。

エゾキツネは、5〜6匹くらいのきょうだいで育つことが多いのですが、観察していると、小さなころからすでにそれぞれ「性格」がぜんぜん違うんですよね。

とにかく好奇心旺盛で、「ちょっと行ってみる!」と、どんどん巣穴から離れて冒険していく子。
近くを通るきょうだい全員に、とりあえず飛びかかってみる「プロレス大好きっ子」。

逆に、体も小さめで何をするにも慎重。みんなからワンテンポ遅れて、「えっ? もう始まってたの?」みたいな顔をしている、ちょっとドンくさい子もいます。

もちろん、できることならみんな無事に大人になってほしいのですが、自然の世界はそう甘くありません。
天敵に襲われたり、人に慣れすぎて道路に出てしまったり…。
5〜6匹いたきょうだいが、秋には半分以下になっていることも珍しくありません。

しばらくぶりに再会した時、「あの、いちばん臆病でドンくさかった子が!?」という子が、キリッとした立派なキツネに成長していると、なんとも言えない気持ちになりますねー。

サクラの森を走るママリス…その理由は?

Sitakke
撮影:inomu_photoさん

このお写真には、「季節を運ぶ背中」という言葉が添えられていました。
背景のやさしいピンク色は、サクラの花なのだそうです。

長い長い冬が終わり、ようやく北海道にも春がやってきました。
私たちは、「暖かくなったなぁ」「春っていいなぁ」なんてホッとひと息ついていますが、エゾリスたちは、そんな風にのんびりしている場合ではありません。

巣の中で待っているのは、おそらく生まれて間もない赤ちゃんたち。
お母さんリスは、ふっかふかのベッドを作るための巣材を、今日もせっせと運び続けています。

「赤ちゃんたちをゆっくりと眠らせてあげたい」
そんな母親としての本能が、この小さな体を動かしているのでしょうね。

サクラ色の景色の中を、夢中で駆け抜けていく小さな背中。
その姿を見ていると、春という季節はただ美しいだけではなく、「命を育てる季節」でもあることにあらためて気づかされます。

◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラム やSitakkeの記事で発信中

◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。

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