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喧嘩した翌朝、僕は『おはよう』とだけ送った。謝罪のタイミングを見失った話

  • 2026.6.3
ハウコレ

普段は穏やかなお付き合いをしているのですが、前日のデートで僕の不注意から彼女を怒らせてしまい、気まずいまま解散しました。翌朝、何と送ればいいかわからないまま、僕はとりあえず短いメッセージだけを送ってしまったのです。

何と送ればいいかわからない朝

前日のデートで、僕は仕事の連絡が気になって食事中もスマホを何度か確認していました。彼女が「ちゃんと話してよ」と言ったとき、本当は素直に謝るべきだったのに、なぜか「ごめん、仕事の連絡で」と中途半端な言い訳をしてしまったのです。その後もスマホが気になって置けず、結局気まずい雰囲気のまま、駅で「またね」も言えずに別れました。

家に帰ってから、何度も謝罪のメッセージを打ちました。長い文章を書いては消し、短くしては消し。気づけば日付が変わっていて、これだけ時間をかけても言葉が決まらないなら、明日の朝にちゃんと話そうと思って眠りました。翌朝、目を覚ましてもまだ何と送ればいいかわかりませんでした。だから、まず「おはよう」とだけ送ってしまったのです。

「他に言うことは?」と返ってきて

「おはよう」と送ったあと、すぐに既読がつき、しばらくして返信が届きました。「おはよう。他に言うことは?」。その瞬間、僕は自分の選択を後悔しました。彼女は当然、謝罪を待っていたのに、僕はまず軽い挨拶でその場を凌ごうとしてしまった。

なんと返せばいいかわからず、僕は「…天気いいね」と打ってしまいました。これじゃさらに彼女を怒らせるだけだとわかっていたのに、謝罪の言葉をなかなか送れない自分がいました。彼女からの返信は「違う」のひとことでした。

ようやく送れた「ごめん」

「違う」を見て、ようやく覚悟が決まりました。10分くらい考えてから、「おはよう、ごめん」と送りました。すぐに「最初からそう言って」と返ってきて、僕はもう一度自分の中の言い訳を確認しました。本当は最初からそう言うべきだったのに、なぜ言えなかったのか。

「言おうとしてた」と返したのは、半分本当で半分嘘でした。打とうとはしていたけれど、最後に勇気が出なかった。「してなかったでしょ」と返ってきて、僕はもう言い訳をやめて、昨日のことを正直に文章にしました。仕事の連絡が立て込んでいたこと、本当はあの場で謝りたかったこと、タイミングを逃したまま朝になってしまったこと。最後に「直接話したい」と添えると、彼女からは「電話して」とだけ返ってきました。

そして...

少しして、僕は彼女に電話をかけて、改めて「昨日は本当にごめん」と言いました。彼女は少し黙ってから、「電話してくれてよかった」と返してくれました。声を聞いて初めて、僕の中にあったわだかまりが、少しずつほぐれていきました。

朝、何と送ればいいかわからずに「おはよう」とだけ送ってしまった自分のことを、僕はたぶんこの先も忘れません。謝るタイミングを逃した夜の気まずさと、翌朝に踏み出せなかった弱さを、彼女の前ではちゃんと覚えていたい。次に喧嘩したときは、朝の挨拶より先に「ごめん」と打てる人でいたいと思います。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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