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「ずっとやらなきゃ」を卒業。スマホと光回線を見直して年間10万円減【中道あんさん】

  • 2026.6.1

「ずっとやらなきゃ」を卒業。スマホと光回線を見直して年間10万円減【中道あんさん】

「人生100年時代」と言われる今、50代後半から60代は、これからの時間をどう過ごそうかと考え始める頃。まだまだ先は長い。だからこそ、のんびり隠居はもう少し先にとっておいて、今のうちに“できること”を始めておきたいものです。トップブロガー中道あんさんが今回語るテーマは——。長年の懸案事項「格安スマホに変える」に一歩踏み出します。

「格安スマホに変える」長年の懸案事項に一歩踏み出す

皆さんにも「変えたほうがいいんじゃないかなぁ」「でも面倒くさいなぁ」「でも大丈夫なのかなぁ」そんなものはないでしょうか。

私にとってそれがスマホキャリアを格安スマホに変えることです。10年ほど前、「格安スマホ」が誕生したとき、安くなるのは魅力的だけど通信速度はどうなんだろう?と少し不安がありました。

そこから大手キャリアも、自社の早い電波とブランド名のまま、手続きだけネットにして劇的に安いプランを作ったのです。今では、大手キャリアから電波を借りて使うものや、大手キャリア自身が出している格安プランなど、選択肢も増えています。けれどそれらを一括りにして、「安かろう=悪かろう」というロジックを頭の中で作ってしまったのです。

私自身「年金+10万円の仕組みを作る」という連載を持っていますが、まずは不要なお金を作らない、持たないという基本的なことがあってこそだと思っています。

つい先日、日本年金機構から年金請求書が届きました。63歳から受け取れる「特別支給の老齢厚生年金」が始まります。それを見ながら、「これからは入ってくるお金だけでなく、出ていくお金も見直そう」と思ったのです。そして、ずっと先送りしていた格安スマホへの変更を決めました。ただし、大手キャリアのセカンドブランド(格安プラン)を選ぶことに。

この連載が配信される頃、私はウイーンでひとり旅をしているところです。その旅に必要不可欠なアイテムは、なんといってもスマホなんです。スマホがなければ、海外ひとり旅なんか恐ろしくてできません。これまで、「Wi-Fiレンタル」→「SIMカード入れ替え」→去年のポルトガル旅行では「携帯会社の海外プランに切り替える」まで進化しました。

私的にはすごく楽になったなぁ、と感激。「でも、うまく繋がらない…」。そんなトラブルを横目に、一緒に行った友人は、「現地に着いたら設定を一つ換えるだけ」で、すんなり電波を自動でキャッチしていました。その時思ったんです。格安プランなのにキャリアより便利だ。これが、格安プランにどうしても変えたい理由の一つでした。

それでも半年以上、乗り換えられませんでした。理由は簡単です。スマホのことは、いつも店頭でやってもらってきたからです。私が変えたかったのはネット専用プランだったので、自分で手続きしなければなりません。「わからなかったらどうしよう」「失敗したら困る」——そんな思いが先に立ってしまったのです。私たちの年代には、案外こういう思考の癖があるのかもしれません。でも今回ばかりは、旅行の前には必ずプランを変えなきゃと焦っていました。

そんなとき、大手家電量販店へ、タブレット端末を見に行ったときのことです。iPadが並べられたテーブルの上で、品定めをしていると店員さんに声をかけられて、話し込んでいるうちに……。なんと、「今なら、店頭で乗り換えできます!」と提案してもらったのです。まるで棚からぼた餅が降ってきたかのよう。なんてラッキーなんだ。

「心の余白も手に入れました」

さらに自宅の光通信もスマホと同じ会社に変えました。その手続きは正直、体力も気力も消耗しました。途中で「もうやめたい」と思ったくらいです。でも、終わってしまえば毎月の固定費が大きく下がり、「もっと早くやっておけばよかった」と思いましたけれど。

実際に使いはじめてみて、これまで通りで、何の問題もありませんでした。むしろ、ちゃんと変更できているのかと心配になるほどです。それくらい違いが分からないのです。

さて、月々の費用がどれくらい安くなったかというと、光通信と合算して毎月8,000円の削減です。これは年間にして約10万円の固定費の節約になります。いいかえれば、年間10万円自由なお金が生まれたことに。この削減は、年金世帯には大きなウエートを占めるのではないでしょうか。

ところで、月8000円でできることはなんでしょうか。
・パーソナルストレッチなどの専門のメンテナンスを受ける
・フラワーアレンジメントなどのお稽古などの月謝
・週1度、読みたい単行本をスパッと買う。
・ラグジュアリーなホテルでケーキとお茶を楽しむ。

その他には、月8000円分をそのまま旅の軍資金のとして別口座に積み立てる。年間で10万円貯まりますから、普段はちょっとためらうような憧れの高級お宿に、マイルやポイントも組み合わせながら「極上の一泊2日ソロ旅」を企画することも可能です。これは、なんという夢のある使い方でしょうか。2年で約20万円。ちょっと足せば、ヨーロッパの美しい街並みを見に行くための飛行機代になりそうです。

スマホの仕組みを賢く見直したからこそ手に入ったこの月8000円。ただ生活費に消してしまうのではなく、今の私が一番心地よいと感じることのために、「特別枠」として使ってあげたい。そんなふうに思っています。今回、スマホ代を見直したことで年間10万円だけでなく、「ずっと気になっていたことを片づけた」という心の余白も手に入れました。

歳を重ねるほど、お金を増やすことだけでなく、「気がかりを減らしていくこと」も豊かさなのかもしれません。

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