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お菓子マニアが断言!蒸し暑さをすっとほどく「初夏の絶品スイーツ」3選

  • 2026.5.31

毎回絶品スイーツをセレクトしてお届けする本連載。暑い日が続くようになってきた今の時期は、清涼感のある美味しいお菓子を楽しみたくなりますよね?そこで今回は、「美味しい」お菓子・スイーツをインスタグラムで発信している、お菓子マニアの私・いとおかしが、「初夏におすすめの絶品お菓子」3選をセレクト。見た目だけでなく、口当たりも爽やかで、まさに今おすすめしたいスイーツばかりです。

お菓子マニア・いとおかしがセレクト!「初夏におすすめの絶品お菓子」

①紫野和久傳「西湖」「蓮のつゆ」

紫野和久傳「西湖」

京都の料亭「高台寺和久傳」のおもたせ処として知られる「紫野和久傳」の代表銘菓「西湖(せいこ)」は、蓮粉と和三盆糖だけで作られる、透き通るように涼やかな生菓子です。

一本一本、職人の手で丁寧に笹の葉に包まれており、袋を開けた瞬間、ふわりと広がる笹の香りに心まで涼しくなるよう。食感は「もちもち」かつ「ぷるぷる」で、繊細なのに粘りが強く、黒文字でそっと切りながらいただく時間が格別です。笹の葉の結び方にも理由があり、独特のやわらかな食感を損なわないよう、野菜を束ねる技法を応用しているそう。シンプルなお菓子だからこそ、職人技が際立つ一品です。

紫野和久傳「蓮のつゆ」

そして、「紫野和久傳」のもう一つのおすすめが、京都伊勢丹限定で15時から販売される「蓮のつゆ」。“西湖の原型”とも呼ばれる幻のお菓子で、賞味期限は6時間。蓮粉と和三盆のみで作られたその儚さは、まるで朝露のよう。京都を訪れた際には、ぜひ体験してほしい一品です。暑さの中で、ふっと呼吸を整えてくれるような、静かな力を持ったお菓子です。

②ishi kamakura「椰子餅」

箱を開けた瞬間、ふわっと広がるココナッツの香りと、9つ並んだ升目のお餅の美しさが目を引くのは、鎌倉の「ishi kamakura」が手がける「椰子餅」です。まるで「景色が見える」と言われるお菓子で、粉雪のようなココナッツパウダーをまとった姿は、どこか幻想的で、まるで静かな雪原を眺めているよう。

口に入れた瞬間、ふわ 、 もち 、 しゅわ 、 とろ、と食感が移り変わるところも儚さを感じるポイント。やさしい甘さのお餅と重なり、静かな余韻を感じられます。最近では、“和製マシュマロのよう”と表現されることもあるほど、その食感は唯一無二です。

ふわふわなのに、どこか瑞々しい。初夏にいただくと、暑さの中に涼を感じられるようなお菓子なので、冷たいお茶とともに、静かに味わうのがおすすめです。

③HIGASHIYA「甘夏羹」

初夏のお菓子と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが「HIGASHIYA」の「甘夏羹」です。箱を開けた瞬間、ふわりと立ちのぼる甘夏の爽やかな香りと、みずみずしい橙色の錦玉羹には、含蜜糖で丁寧に漬け込まれた甘夏の皮がたっぷりと閉じ込められています。つるんとした寒天の口あたりのあとに広がるのは、甘夏ならではのほろ苦さと清々しい酸味。ただ甘いだけではない、大人のための涼菓です。

とくに印象的だったのが、パッケージ。果肉の上に施されたUV印刷が、本物の果汁のように艶やかで、細部にまでこだわりを感じることができます。

ひと口食べれば、甘夏の爽やかな酸味とほろ苦さ。そこに、含蜜糖で丁寧に炊かれた甘夏の皮の香りと食感が重なり、なんとも涼やかな味わいです。錦玉羹のつるんとした口あたりも心地よく、蒸し暑さまで、すっとほどいてくれるよう。

冷蔵庫でしっかり冷やし、涼しい部屋でゆっくりいただく時間は格別。和紅茶との相性も素晴らしく、蒸し暑さを一度リセットしてくれるようなお菓子です。

「いとおかし」にとってお菓子の魅力とは?

「お菓子の魅力は、なんといっても作り手の情熱と愛情が詰まった一品であり、それを味わうことで日常の喧騒から解放され、『生きててよかった』と心から感じられる瞬間をもたらします。食べものは消費されることでそのかたちを失ってしまう『消えもの』であり、それゆえに儚さがあります。しかし、その儚さが私たちにとっては尊く、その一瞬一瞬を大切にしたいと思わせるのです。多くの人々が一日の中で感じるこの特別な瞬間をお菓子とともに共有できること。それこそがお菓子の真の魅力だと思っています」

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