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スニーカー界不動の王者、ナイキの「エアフォース1」。今、最注目のスニーカーを徹底解剖

  • 2026.6.4
Hearst Owned

街とカルチャーが育てた名作スニーカー「エアフォース1」

Getty Images

1982年、ブルース・キルゴアによってバスケシューズとして誕生したナイキの「エアフォース1(Air Force 1)。40年以上にわたり基本的なデザインをほとんど変更することなく継承され、さまざまなバリエーションの色や素材のモデルがこれまでに登場している。ストリートに浸透したエアフォース1は、アーティストやブランドとのコラボレーション、さらには地域文化をデザインにフィーチャーするなど、タイムレスなスニーカーとしての地位を確固たるものにしてきた。

過去に話題になった限定モデルをチェック

1984年 エアフォース1廃盤の危機を救ったショップバイヤーたちの戦略

エアフォース1は今やスニーカー界屈指の金字塔的存在だが、1980年代のナイキの生産サイクルに伴い、実は発売から約2年で廃盤予定だった。その危機を救ったのは、アメリカのメリーランド州、ボルチモアでエアフォース1を販売していたショップのバイヤーたちだった。

彼らはナイキに、エアフォース1の限定カラーを販売するアイデアを持ち込み、その店舗限定で復活販売が決定。そして1200足のエアフォース1は即完売し、地域限定エディションや数量限定販売制の先駆けとなった。さらに、当時としては画期的だったこの仕組みは、月ごとに異なるカラーをリリースする“Color of the Month”プログラムへと広がりを見せ、ワシントンDCやNYから人が押し寄せるほど注目を集めた。バスケットボールコートではなく、ストリートでの存在感を証明した。

1995年 カルチャーと共鳴するナイキの原点。地域性を反映したローカルシリーズ

1995年発売のNY限定モデル「High NYC」を皮切りに、「West Indies」や「Puerto Rico」など、都市やコミュニティの祝祭文化に着想を得た限定モデルを展開。ローカルのアイデンティティをデザインに落とし込んだことで各地域ごとに支持を拡大させ、エアフォース1がストリートで爆発的な人気を獲得するきっかけとなった。

2007年 ラグジュアリーを極めた「Crocodile Lux」

エアフォース1、生誕25周年の記念モデル。アッパー全体は本物のクロコダイルレザーで覆われ、メタルレースロック(靴紐にあしらわれたチップ)とアグレット(靴紐の先端)は本物のゴールドが用いられていた。当時の販売価格は、それ以前のナイキのシューズを圧倒する2,000ドル。ストリート発の定番がラグジュアリーピースへと昇華され、新たな価値を獲得した好例であり、後のラグジュアリースニーカーブームにも通じるモデルとなった。

ヴァージル最後のブランドコラボ、ルイ・ヴィトンx「エアフォース1」

ルイ・ヴィトン 2022年秋冬メンズコレクション Getty Images

誕生から40年以上が経った今もなお、エアフォース1はナイキを代表するスニーカーのひとつだ。さまざまなバリエーションのなか、アーティスト、ミュージシャン、ブランド、ショップとのコラボレーションモデルは、スニーカーフリークのみならず、ファッションやカルチャーを愛する者の胸をも熱くさせている。

特に、ラグジュアリーブランドとエアフォース1の数あるコラボレーションの中でも、とりわけ注目を集めたのが、ヴァージル・アブローが手がけたルイ・ヴィトンによるエアフォース1だ。彼が逝去直前に遺したこのプロジェクトは、2022年にサザビーズのオークションで1足4,000万円超えを叩き出すなど高額落札が相次いだ。

高い評価を得る一方で、価格や希少性をめぐる議論も浮上。エアフォース1は誰のためのスニーカーなのか? その根源的な問いを可視化した点で、極めて象徴的な存在となった。

エアフォース1を愛用するセレブ10名のおしゃれコーデ

ソフィア・リッチー

Aflo

フィーディとデニムという至ってシンプルな装いに、ティファニーとのコラボモデル「1837」の色違いのフレンズ&ファミリーモデル(関係者のみに配布される非売品)を着用。ヒールにシルバーのロゴプレートがあしらわれたスペシャルな仕様のエアフォース1だ。ストーンで縁取られたアイウェアもポイント。

ティモシー・シャラメ

Aflo

ロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦する直前のティモシー・シャラメ。シューズはバスケットボール観戦に合わせてエアフォース1をセレクト。上下ともルーズシルエットのグレーで統一し、サルエルパンツの裾をソックスにインして足もとはすっきりとタイトに仕上げた。

ヘイリー・ビーバー

Aflo

ヘイリー&ジャスティン・ビーバー夫妻が、ギリシャのミロス島でバカンスを過ごす夕暮れ時。ヘイリーのミニドレスに、ジャスティンのリラクシングなシャツスタイル。それぞれ赤とピンクを基調に、どことなくペアルックのようにも映る。足もとは、ともに白のスニーカーで揃えて街歩き仕様に。

ダニエル・リー

Dave Benett

現在バーバリーのクリエイティブディレクターを務めるダニエル・リーは、ランウェイやイベントなどでも頻回にエアフォース1を愛用。モデルは決まって「Triple White」か「Triple Black」どちらかだ。ディナーイベントに出席したこの日は、ライダースジャケットとブラックのパンツに「Triple Black」を合わせ、落ち着いたトーンの綺麗めコーデにまとめた。

アメリア・グレイ

MEGA

モデルのアメリア・グレイを、彼女の地元であるビバリーヒルズでキャッチ。ボンバージャケットが主役のカジュアルなスタイルに、赤フレームのアイウェアやピンクのヘアピンでキッチュなムードをプラス。手に持ったスムージーまでアクセサリーの一部みたい。

リアーナ

Dominique Charriau

ジバンシィ2015年春夏コレクションのショー会場に姿を見せたリアーナ。カラーブロッキングが印象的なジャケットスタイルに、当時ジバンシィのクリエイティブディレクターだったリカルド・ティッシによるエアフォース1を着用。スウッシュ、アンクルストラップ、ヒールタブに至るまで、斬新な配色が目を引くデザインだ。

ジョーダン・ダン

Jeremy Moeller

JWアンダーソン2023年春夏コレクションのショー会場前で、イギリスを拠点とするモデル、ジョーダン・ダンをキャッチ。ハンガーが取り付けられたトップスに、スウッシュがはみ出たアンブッシュとのコラボモデルを合わせ、個性に溢れたオフデューティースタイルを披露した。

カイア・ガーバー

Getty Images

ロサンゼルス空港に降り立ったカイア・ガーバーとシンディ・クロフォード親子は、両者ともデニムに白スニーカーという佇まい。カイアが選んだスニーカーは、エアフォース1と、カクタス プラント フリー マーケットのコラボモデル。サイドに“FLEA”の大胆なレタリングが施された1足だ。

ベラ・ハディッド

Getty Images

マイアミビーチに訪れたベラ・ハディッド。ベルトループにシューレースを取り付けたデニムの着こなしやバンダナ使いなど、ビーチスタイルの参考にしたい。右手に持ったエアフォース1は、ヒップホップ、R&Bレコードレーベルであるロッカフェラ・レコード(Roc-A-Fella Records)とのコラボモデル。

セレーナ・フォレスト

Claudio Lavenia

シャネルのショー後、オフランウェイに現れたセレーナ・フォレスト。ストリートスタイルを好む彼女らしく、パレスのデニムセットアップをセレクト。足もとは定番の「Triple White」のエアフォース1。ティーン時代にバスケットボール経験のある彼女にふさわしい一足だ。

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