1. トップ
  2. ビジネス・マネー
  3. 未来志向の 仕事術

未来志向の 仕事術

  • 2026.5.29

未来志向の仕事術「ポジティブアプローチ」で職場のどんよりをワクワクに変える

出典:シティリビングWeb

シーンと静まり返った会議、一向に進展しないプロジェクト…。そんなオフィスの“行き止まり”に効くのが、ポジティブアプローチです。「できない理由」ではなく、「可能性」に光を当てることで、どんよりした空気をクリエイティブに変えていきましょう。

“デザイン思考”で職場の課題解決へ

「変化が激しく、何が起こるか分からない今の時代。オフィスにも、反省点を探し正解を求める従来のやり方ではなく、すでにある強みを見つけてさらに伸ばすポジティブアプローチが求められています」と立命館大学デザイン・アート学部助教の磯邉美香さん。「“ないもの”から“あるもの”を生みだすデザインの世界。“なりたい姿”を実現するために、今できる行動をデザインしていく考え方は、組織作りにも有効」と話します。私たちにも今すぐ実践できる「ポジティブアプローチ」のポイントを教えてもらいました。

-----------------------------------------

教えてくれたのは

出典:シティリビングWeb

▲立命館大学デザイン・アート学部助教、

株式会社M-Ink.代表取締役社長

磯邉美香(いそべ みか)さん

出典:シティリビングWeb

福岡県出身、多摩美術大学・大学院美術研究科デザイン専攻修了、早稲田大学大学院経営管理研究科修了、立命館大学大学院経営学研究科修了・博士。著書に「可能性から始める組織開発 デザイン態度とポジティブアプローチの経営学的研究」(ひつじ書房)。

-----------------------------------------

\問題探しはもう終わり!/「可能性」から始める仕事の進めかた

うまくいっていることを起点にチームを良くしていく

「まずは今のチームで、成功していることや強みを探して。そのうえで、どうなったら働きやすいか、理想のチームになれるかを描いてみましょう。何でもいいから、仲間でしゃべることが大切。対話から本音が飛び出したり、新たなアイデアが生まれたりすることもあります。会話をしないのが一番よくない状態です」と磯邉さん。

ポジティブアプローチは訓練で誰でもできるように

理想の姿を描けたら、実現する方法を考えて、実際にやってみましょう。例えば、気軽に相談できるチームになるために、朝に一言雑談タイムを設けるなど、続けやすいことから始めるのがコツ。右の「発見」「理想」「デザイン」「実践」の4ステップを参考にしてみて。

「ポジティブアプローチを意識して、自発的に動ける人が職場に1人でもいると、みんなに波及していきます。“ポジティブ”は性格として理解されがちですが、物事の考え方のことなので、訓練することで、誰でもできるようになります」

「4Dサイクル」で進めるポジティブアプローチ

出典:シティリビングWeb

-----------------------------------------

出典:シティリビングWeb
あるある①会議で良いアイデアが出ても「持ち帰って検討」という言葉で棚上げ。次回、また同じ議論を繰り返す。

完璧じゃなくていいので、10%の完成度で見せ合いませんか?

「正解」を求めすぎると誰もが動けなくなるもの。「とりあえず検討」ではなく、まず実現可能な最小単位で試してみましょう。

------------------------

あるある②部署をまたぐプロジェクト。「それはうちの仕事ではない」というお見合いになり、プロジェクトが放置される。

このプロジェクトが成功したら誰がどう喜ぶかについて、考えてみませんか

目的が共有されれば、ボールは自然と「拾いたい人」のところに転がり始めるものです。

------------------------

あるある③提案しても否定される、失敗すると責められる、という思いから、全員が余計なことを言わない守りの姿勢に入る会議。

そのアイデアいいですね!さらにこうしたらもっとよくなりそう!

誰かの発言に対しての「でも」「いや」を封印。肯定してから付け加える「Yes、And」の対話で、否定されない安心感を生み出しましょう。

------------------------

あるある④個人商店のように仕事をしているので、担当者が休んだり退職したりすると、何がどこにあるのか誰もわからない。

そのスキルすごいですね!みんなで共有できたら最強じゃないですか?

個人のスキルを「その人にしかできない“スゴ技”」として賞賛し、先生になってもらいましょう。一緒にチームの資産をつくるスタンスを大切にして。

------------------------

あるある⑤新しい企画を出しても、「社内に事例がない」「リスクは?」と、マイナス要素を数え上げられて反論できず、企画が受け入れられない。

「世界でうまくいっている事例」を研究し、そのポジティブなエネルギーを取り込みませんか?

他社の成功を“お祝い”しましょう。「どうせ無理」を「あそこができるなら、ウチならこうできる!」と、自分たちの可能性の発見に変換を。

元記事で読む
の記事をもっとみる