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「恥ずかしい」が反射で出る僕に彼女が次々持ちかけた「お揃い」。折れて出した妥協案で起きた変化

  • 2026.5.30
ハウコレ

僕はお揃いグッズに憧れる気持ちは、正直よくわかりませんでした。男友達に冷やかされるのを想像しただけで、無理だなと思っていたのです。ところがある夜のメッセージで、その認識を少しだけ改めることになりました。

反射で「恥ずかしい」

夜、彼女から「お揃いのもの買わない?」とメッセージが届きました。読んだ瞬間、考えるより先に指が動いていました。「恥ずかしい」。送ってから、もう少し言葉を選べばよかったかと一瞬思いましたが、本音だから仕方ないとも思ったのです。お揃いに憧れる男子はあまり聞いたことがありません。イジられるから即答してしまいました。彼女が落ち込んでいないか少し気になりましたが、嘘をつくよりはいいだろうと自分を納得させたのです。

続いた交渉

ところが彼女は引き下がりませんでした。次に届いたのは「ペアルックは?」。これはもっと無理です。「無理」と返しました。続けて「靴下は?」と来たので、少し考えました。靴下なら誰にも見えない。「見えないなら」と返したのです。そこからが意外でした。「スマホケースは?」「見える」、「キーホルダーは?」「カバンの中なら」。やりとりを重ねるうちに、自分が嫌だったのは「お揃い」ではなく「見られること」なんだと、なんとなく自覚していきました。

「まあ…」と返した瞬間

そして彼女から「じゃあ色違いは?」とメッセージが来ました。同じデザインの色違い。これなら、知らない人が見ても気付かない。少し迷ってから、「まあ…」と返しました。完全に折れたわけではない、けれど嫌でもない。そんな自分のテンションがそのまま出た返事でした。画面を閉じてから、ふと思いました。最初に「恥ずかしい」と即答した自分は、何を恥ずかしがっていたんだろう。彼女と何かを共有することそのものではなく、他人の目線ばかり気にしていたんだなと、ちょっと情けなくなったのです。

そして…

週末、二人で雑貨屋に行きました。カバンの内ポケットに付ける色違いの小さなチャームを、彼女と並んで選びました。レジに並ぶとき、僕は自分から進み出ました。あれだけ拒否しておいて、いざ買うとなると意外と平気だったのです。帰り道、彼女は自分のカバンを開けてチャームを覗き込んでいました。誰にも見えない場所にある、二人だけの目印。それを大事そうに見ている横顔を見て、最初に「恥ずかしい」と即答した自分を少し申し訳なく思いました。次は、もう少しだけ考えてから返事をしようと思います。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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