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地上波復活から念願のトークLIVEへ――『コロコロラジオ』が仕掛ける“落語界の枠を超えた”新たな挑戦 番組編

  • 2026.5.28

7月18日(土)にトークライブの開催が決定した『鉄瓶・佐ん吉のコロコロラジオ。』。
今回は番組パーソナリティの笑福亭鉄瓶さん(以下、鉄瓶)、桂佐ん吉さん(以下、佐ん吉)、そして番組の立役者である上ノ薗公秀プロデューサー(以下、上ノ薗P)にインタビューを敢行。
番組の立ち上げからトークイベントへの意気込み、お互いへの本音まで、それぞれ別々に話を伺った。
今回は、番組編をお送りする。

©ABCラジオ

番組オファーの経緯について

©️ABCラジオ

鉄瓶: きっかけは、佐ん吉さんの(所属する)米朝事務所のマネージャーが、ABCラジオの上ノ薗さんとしゃべりはった時に「うちの佐ん吉と鉄瓶さんの組み合わせでやるのはどうかな」みたいなことをちらっと言わはったんですって。そこから特番を1回組んでいただいたのがすべてのスタートですね。

■ 特番から「大国ベース」のPodcast時代を経て地上波へ。その時の心境の変化

©️ABCラジオ

鉄瓶: 2人で話して、単純にこれを特番で終わるのがまずもったいないっていうのがあって。だから僕ら2人から上ノ薗さんに「ポッドキャストか何かで続けられませんか?」と言うたんですよ。そしたら「うち(大国ベース)のスタジオがあるから、うちでやろうか」と言ってもらえて。そこから再び地上波に戻ってきたときは、正直「思ったより早く戻ってこれたな」という印象でした。

佐ん吉:いや僕はそんなことあんねんやと思ったんですよ。もうポッドキャストでずっと行くんだろうなと思ってたから。振って湧いたような感じですね。

■ パーソナリティの2人から見た「上ノ薗P」とは?

©️ABCラジオ

鉄瓶: ABCラジオの中で、あの人だけ「離れ小島」なんです。メインの島(本島)じゃなくて、ちょっと離れたところにぽつんといる。
しかも、そこには橋がかかっていないから、毎回ABCラジオという本島へフェリーに乗って通ってきている……そんな立ち位置の人。なんでそういう風に見えるかって言うと、僕らみたいなところまでわざわざ「探しに」来てくれるから。
本島にいる人たちは、やっぱりきらびやかな本島に近い人と仕事されてますよね。でも上ノ薗さんは、離れ小島にいる面白いやつをちゃんと探してくれるって僕のイメージがあるんで。だから今回僕らのイベントも企画書を書いて出してくれたりするのも多分そういうことやと思うんで、めちゃめちゃ感謝してる人です。

©️ABCラジオ

佐ん吉: 一言でいうと曲者の人やなと思いますね。
(上ノ薗Pが)ここ行ったら間違いないからなって言って、僕は行かされるんですよ。ほんでバーン落ちたら、うわ落ちよったと言って笑うような人で(笑)。でも結果的に全部がもう初めからそれこういう起承転結になるってわかってはったんかなって思う時もありますしね。なんか読めない人やなと思いますね。

■ 今後の『コロコロラジオ』をどうしていきたいか

©️ABCラジオ

佐ん吉: 普段は鉄瓶さんに怒られて、餌まかれて、その餌食べに行って罠にはめられてみたいなパターンが多いんですけど、逆に今後は「僕が実は騙してた」みたいな。「僕がアホのふりして鉄瓶を貶める」みたいな大逆転ができたらもっと面白いんじゃないかなと思うんですけどね。

鉄瓶: (佐ん吉の発言を聞いて)僕は逆に、彼がほんまにそうなるぐらい続いてほしいです。
だから何年もかかるってわかるでしょ。 そうなるまでだいぶ時間かかりそうですから。とにかく長く続けたい。もちろん番組としての「高さ(人気)」も欲しいですが、それよりも「長さ(継続)」の方が大事じゃないですか。長く続けて、リスナーさん(番組では『おしゃれ小町』と呼んでいます)がいっぱい増えて、僕らがどこへ行くにもついてきてくれるようになったら嬉しいですね。
アイドルの追っかけの皆さんのように、例えば福岡公演をやっても、来ているのは福岡の人だけじゃない、みたいな。福岡、北海道、沖縄……全国から『おしゃれ小町』が集まってくれるような番組になったら嬉しいなっていうのがありますね。

続いて、上ノ薗Pにも話を伺った。

■コロコロラジオをはじめたきっかけ

上ノ薗P: 元々私が考える面白いラジオ番組の定義が「話がコロコロと転がっている状態」。なので昔から「もっと話を転がせ!」と出演者にダメ出ししていた。そんな手法を自分の原点である落語家さんにやってもらおうと思ったのがきっかけですね。
それともう一つ。これも自論なんですが、幸せに満ち溢れている芸人に興味がない。やはりコンプレックを持った人間に興味がある。不細工な奴、不器用な奴、貧乏な奴。
地の底から這い上がりたいという人間の笑いが大好き。ラジオでもTVでも舞台でもそうですが、最後はその人間が面白いかどうか?僕はそう思います。

©️ABCラジオ

■落語家2人をパーソナリティに抜擢した理由

上ノ薗P:二人の落語家が丁々発止に話を転がすイメージがありました。まず笑福亭鉄瓶くんがすぐ頭に浮かんだ。他事務所だがそんな話を米朝事務所のマネージャーに話をしたら「鉄瓶さんの相方は佐ん吉が合うと思いますよ」と言われた。その言葉に「確かに・・」と感じ、この二人のコンビで行くと決めました。

■パーソナリティ2人の出会いについて

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上ノ薗P:鉄瓶さんはハッキリしています。今から24年前の2002年歌謡大全集の金曜日のレポーターをやってもらったのが最初です。佐ん吉さんは定かではないですけどただ20年くらい前の2005年頃から南天さんや吉弥さんと一緒に仕事をしていたので、彼らの後輩である佐ん吉さんとはよく会っていましたね。

■番組初のトークライブを企画した理由

上ノ薗P:定年まで3年を切って、自分では最後の実験なんです。会社の予算を使って実験というのも何なんですが、個人的にもう一度自分が好きな落語家さんがお笑いの真ん中に立っている姿を見たい。そしてそれを自分が実現してみたいんです。
私はこれまで散々、芸人発掘をして芸人ラジオを作ってきました。ここ10年は主に漫才師やピン芸人でしたが、最後は自分が憧れた落語家さんで締めたいですね。そういう思いもあります。
コロラジ以外でも落語家は面白い!と思うような番組をもう1つぐらい作りたいですね。

前編ではパーソナリティとプロデューサー、それぞれの目線から番組への想い、そして信頼関係が垣間見えるトークを繰り広げてくれた。

次回、後編ではそのトークライブイベントについてのインタビューを公開。

「鉄瓶・佐ん吉のコロコロラジオ トークLIVE in あべの」
チケットぴあ(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2618964)にて現在チケット発売中。

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