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母の死後、“年金の手続き”を放置→「亡くなれば自動で止まる」と思いきや…50代娘が直面した“思わぬ落とし穴”

  • 2026.6.23
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関でマネージャーを務めながら、家計のご相談に日々向き合っている中川です。

今回ご紹介するのは、年金を受け取っていた母を亡くした50代Aさんの体験談です。「年金は亡くなれば止まるだけ」と思い込み、請求すれば受け取れた未支給年金を受け取り損ねそうになった経緯をご紹介します。

「親が亡くなれば、年金はただ止まるだけ」と思っていた

Aさんは50代の女性。年金を受け取っていたお母様を亡くされました。

葬儀や各種の手続きに追われるなか、「年金は自動で止まるだけ」と思い込み、特に何も手続きをしなかったといいます。

「年金のことで、何かする必要があるとは思っていませんでした」

受け取れるはずのお金があった

しばらくして、Aさんは年金が後払いで支払われていることを知ります。

年金は亡くなった月の分まで受け取る権利があり、まだ支払われていない分(未支給年金)は、生計を同じくしていた遺族が請求すれば受け取れます。ところがこれは自動では支払われず、請求して初めて支給されるものでした。

「請求しないともらえないお金があると、知りませんでした」

Aさんは知人から教えてもらい手続きを行うようにしました。

未支給年金は、請求しないと受け取れない

年金は後払いのため、亡くなった月の分までに、必ず受け取っていない分が生じます。これが未支給年金です。

未支給年金は、配偶者や子など、亡くなった方と生計を同じくしていた遺族が請求できます。自動では支払われず、年金事務所への請求手続きが必要です。請求できる期間(時効)は5年です。

知らずに放置すると、受け取れたはずのお金をそのままにしてしまうことになります。

死亡届と一緒に、未支給年金の請求も

身近な方が亡くなると、手続きが重なって見落としが起こりがちです。

年金を受け取っていた方が亡くなったときは、死亡の届け出と合わせて、未支給年金の請求も忘れずに行いましょう。時効は5年ありますが、早めに済ませておくと安心です。

受け取れる権利を無駄にしないためにも、年金が後払いで支給される仕組みを知っておきましょう。


執筆・監修:中川 佳人

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

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