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かつて“国民的グループ”のメンバーだった“美少女アイドル”。独学で絵を勉強→個展をも開く現在地とは

  • 2026.6.16

かつてテレビや雑誌で頻繁に目にした芸能人は、今どこで何をしているのでしょうか。時代とともに移り変わる芸能界で、一世を風靡した有名人の“その後”に興味は尽きません。そこで今回は、光宗薫さんの現在をご紹介します。かつての輝きは今も健在なのか、それとも新たな道を歩んでいるのか――。光宗薫さんの意外な今に迫ります。

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※2014年撮影、元AKB48研究生の女優でモデルの光宗薫(C)SANKEI

AKB48・女優・アーティストとして多彩な才能を発揮

2011年、AKB48の研究生として活動を開始した当時の光宗薫さんは、まさに時代の寵児でした。しかし、急激な注目が集まる華やかな世界の裏で、彼女は常に自分自身の内面と向き合い続けていました。

グループ卒業後、彼女が選んだのは「独学で絵を描く」という道。それは単なる趣味の領域を遥かに凌駕するものでした。ボールペンや鉛筆の極細の線で紡がれる彼女の作品は、どこか耽美で、幻想的で、時に見る者の心をざわつかせる圧倒的な熱量を持っています。

テレビ番組『プレバト!!』で見せる水彩画や色鉛筆の卓越した技術は、お茶の間に彼女の「天才肌」を印象付けました。しかし、彼女の本質は単に「絵が上手いタレント」ではありません。技術的な正確さを求められるバラエティ番組での葛藤を乗り越えながら、彼女は一貫して「自分自身の内面世界をどう具現化するか」というアーティストとしての業(ごう)に従ってきたのです。

さらに、2026年6月18日(木)放送の『プレバト!!』では“丸シールアート”に初挑戦する姿も放送されます。

現在は画家として独自の世界観をさらに深化

2025年、光宗さんは新たな環境となるイトーカンパニーへ移籍し、創作環境を新たに整えました。この新天地でのリスタートが、彼女のクリエイティビティをさらに爆発させることになります。

その集大成となったのが、2025年末から2026年初頭にかけて開催された個展、そして初の物語調作品集となった『せみにんげん』です。

「私の愛する、強くて個性的で、クールでファニーな昆虫"セミ"のミステリアスな半生を、理想を込めて描きました」 ——光宗薫

従来のモノクロームな鉛筆画の世界に、デジタル彩色という新たな息吹を融合させたこの作品。主人公の「せみちゃん」が、心を成長させて「せみにんげん」になるために旅に出るという寓話的なストーリーは、まさに光宗さん自身の人生の軌跡とも重なって見えます。 短くも強烈な光を放つセミの生態に自らの理想を投影し、社会や自己の内面を鋭く切り取るその筆致は、多くの美術ファンや批評家を唸らせました。

女優活動やテレビ出演でも存在感を発揮

2025年末のロングインタビューで、光宗さんは自身の創作の根源についてこう語っています。

「絵を描くことは、間接的に人とつながること」

10代から20代にかけて、芸能界というダイレクトに衆目に晒される環境にいた彼女。だからこそ、作品というフィルターを一枚通して、静かに、しかし深く他者と対話する現在のコミュニケーションの形に、救いと真摯な喜びを見出しているのかもしれません。

その精神的な安定と成熟を証明するように、2025年にはAKB48時代の同期との再会をSNSで晴れやかに報告しています。かつての激動の日々を「過去の苦い記憶」として遮断するのではなく、「現在の自分を形作ってくれた大切なステップ」として前向きに受け入れている姿は、多くの往年のファンに深い感動を与えました。

これからも唯一無二の表現者として期待が高まる

かつてメディアが彼女に貼った「元アイドル」「謎の美女」といったラベルは、今の彼女にはもう必要ありません。

モデルとして、女優として、そして何より一人の画家として。光宗薫というフィルターを通して生み出されるエンターテインメントとアートは、時代が変わっても色褪せない強さを持っています。

「せみちゃん」が羽化の前に長い地中での時間を過ごすように、彼女が重ねてきたすべての経験が、今まさに大空へ羽ばたく美しい翅(はね)となって彼女を支えています。進化を止めないこの唯一無二のクリエイターが、これから私たちの前にどんな景色を提示してくれるのか。そのキャンバスから、今後も目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です

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