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「いつまでいてもいいのよ」でも、半年間の里帰りが、娘の『家族の形』を変えてしまった理由

  • 2026.5.27

産後の娘を支えたい一心で受け入れた、半年にわたる里帰り。しかし、私に必要だったのは、安心できる場所を提供することだけではなく、冷たく思われても「突き放す勇気」だったのかも……? 友人が体験談を語ってくれました。

画像: ftnews.jp
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1か月の予定が半年間に

隣の市に嫁いだ娘が、里帰り出産をしました。

当初は1か月の予定でしたが、気が付けば半年。

実家で穏やかな時間を過ごした末に、娘は離婚を選びました。

今でも、孫と娘の寝顔を見るたびに「あの時、どう声をかけるのが正解だったのか」と自問してしまいます。

最善のサポートのつもりが……

里帰り出産を受け入れた私は、娘の大変さも理解できるし、孫もかわいくてたまらない。

「産後の不安定な時期を支えたい」その一心でいました。

実家に帰って2か月が過ぎたころ、娘から「もう少し実家にいたい」と言われました。

私は迷わず「いいわよ、ゆっくりしなさい」と答えました。

食事も洗濯も赤ちゃんの世話も、私がサポートすれば、娘は育児に専念できる。

それが親としてできる最善のサポートだと思っていました。

母としての自問自答

一方、娘の夫は仕事の忙しさもあり、次第に足が遠のいていきました。

「忙しいみたいだから」という娘の言葉を信じていましたが、今思えば、産後のリアルな育児の大変さを、もっと早い段階で夫婦で共有する機会を作るべきだったのではとも思うのです。

娘の夫は、娘の里帰り期間を独身に戻った時間と勘違いし、自由に遊んでいたようでした。

実家という安全な場所に何でも話せる母がいてくれる。

その居心地の良さが、本来なら夫婦2人で乗り越えるべき「親になるための試練」を遠ざけてしまったのではないかと思うのです。

もちろん、里帰りが長引いたことだけが原因ではなく、それ以前からあった夫婦の価値観のズレが、育児の始まりという転換期に表面化したのだと思います。

「里帰りなんていくらいてもいい」、それは本当です。

けれど、娘が「一人の妻」として自立するためには、たとえ冷たく思われても、夫の元へ帰す勇気が必要だったのかもしれません。

今私が悔やんでも仕方ないとわかっているものの、どうしても考えてしまうのです。

【体験者:60代・女性パート、回答時期:2026年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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