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今日の『もっと「好き」の因数分解』。包装紙を捨てられない

  • 2026.5.26

百貨店の包装紙が好きでした。
子どもの頃、母がどこかから帰ってくると、紙袋の中にきれいな包み紙を見つけて、少しうれしくなった記憶があります。

花柄や、細かな模様。
少し厚みのある紙の手触り。
開ける前から、“特別なもの”みたいに見えた。

中身より先に、包装紙を眺めていたこともあった気がします。

そして今でも、気づくと包装紙を畳んで残してしまう。
お気に入りの柄は、引き出しの奥にしまってあったり、本に挟まれていたり。

もう使う予定はないのに、なぜか捨てられない。

たぶん、包装紙を残したいわけじゃなくて、その時の気持ちごと覚えていたいのかもしれません。

誰かが選んでくれたこと。
きれいに包まれていたこと。
“丁寧に扱われていた記憶”みたいなもの。

好きなものには、理由より先に、記憶が結びついていることがあります。

『もっと「好き」の因数分解』は、そんな曖昧な感覚を、少しずつ言葉にしてくれる一冊です。

自分が惹かれるものを辿っていくと、昔の景色まで静かに思い出すことがある。

包装紙をそっと畳む時間みたいに。

今日の『もっと「好き」の因数分解』。包装紙を捨てられない
出典 FUDGE.jp

 

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