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「真上に誰か住んでんの?」毎晩ドンドン揺れる上の部屋。だが、管理会社に問い合わせると、恐ろしい事実が発覚した

  • 2026.5.28

朝も夜も、天井が鳴り続けた

学生のときに住んでいたアパートでの話だ。

4階建ての3階に部屋を借りていた。築年数はそれなりにあったけれど、家賃が安くて駅からも近く、一人暮らしの部屋として気に入っていた。

入居してしばらくすると、真上からドンドンという低い振動が聞こえてくるようになった。

最初は気にしないようにしていた。上の階に人が住んでいれば、足音や生活音は多少あるものだ。そう思って、ひたすら我慢していた。

でも、朝も夜も関係なく続くのだ。

深夜に目が覚めると、天井越しにドンドンという鈍い振動を感じる。

朝に朝食の支度をしていると、また天井が揺れるような音を立てる。

始まる時間帯にも終わる時間帯にも規則性がなく、突然始まっては静かに消えた。

「真上に誰か住んでんの?」

ひとりでそうつぶやきながら天井を見上げる夜が続いた。

一体どんな人が住んでいるのだろう。

昼夜逆転の生活をしているのか。

考えれば考えるほど気になったが、廊下や外でその人を見かけたことは一度もなかった。

誰も住んでいない部屋だった

我慢の限界が来たある夜、思い切って4階へ上がってみた。

真上にあたる部屋のドアの前に立つ。ポストを覗くと、チラシ一枚入っていない。

郵便物もまったくなかった。ドアノブのあたりに指を触れると、うっすらほこりが指についた。廊下に誰かが毎日出入りしている様子がまるでない。玄関マットも置かれていなかった。

その夜は気のせいだと思い込んで部屋に戻った。

でも翌日から、帰宅するたびに外から4階の窓を確認するようになった。

一週間が過ぎ、二週間が過ぎても、4階の真上の部屋に電気がともることは一度もなかった。それでも振動は続いた。昨夜も、今夜も。

思い切って管理会社に問い合わせると、「その部屋は現在空室です」とあっさり告げられた。

入居者はおらず、前の住人が退去してから一年以上が経つという。

空き部屋。誰も住んでいないはずの部屋から、あの音は来ていたのだ。

電話を切った後、しばらく動けなかった。背筋が凍るとはこういう感覚なのかと、初めて自分の体で知った。

深夜に暗い天井を見上げながら、答えの出ない問いが頭の中をぐるぐると回り続ける。理由をつけようとしても、何も浮かばなかった。気のせいにしようとしても、もうそう思えなかった。

引越しを決めたのは、それから一週間後のことだった。

荷物をすべて出して玄関を出るとき、意識して上の階を見なかった。あの振動が何だったのか、今でも答えは出ないままだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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