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【動物の救命】救急車が使えない…!?愛猫を救えなかった少年が選んだ“救急救命獣医師”という道を描く【作者に聞く】

  • 2026.5.26
子供の頃、苦しんでいる愛猫を救えなかった。その虚しさと悔しさが、鹿島の獣医師としての原動力となっている。 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
子供の頃、苦しんでいる愛猫を救えなかった。その虚しさと悔しさが、鹿島の獣医師としての原動力となっている。 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

「俺の目の前で命の火は消させない!」。そんな強い信念を胸に、“救急救命獣医師”を目指す青年を描いた漫画『ER vet』が注目を集めている。「ER」は「Emergency Room=救急室」、「vet」は「veterinarian=獣医」を意味し、緊急を要する動物たちの命と向き合う獣医師の物語だ。本作を手掛けたのは、「ジャンプルーキー!」で作品を発表している夏野ばな菜(@NatsunoBanana)さん。作品に込めた思いについて話を聞いた。

愛猫を救えなかった過去が人生を変えた

夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
苦しんでいるのに、病院も閉まっていて救急車も呼べない 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)
苦しんでいるのに、病院も閉まっていて救急車も呼べない 夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

主人公・鹿島が“ER vet”を志した背景には、幼少期のつらい記憶があった。20年前の夏、生まれたときから一緒だった愛猫が突然苦しそうに呼吸を始める。幼い鹿島は「お父さん、救急車に電話してよ!」と必死に訴えるが、父親から返ってきたのは「救急車が呼べるのは人間だけなんだ」という言葉だった。

しかも時期は盆休み。どの動物病院にも連絡がつかず、愛猫はそのまま息を引き取ってしまう。その出来事がきっかけとなり、鹿島は“命の危機に直面した動物たちを救いたい”という思いを抱き、救急救命獣医師を目指すようになった。

「命を救いたい」熱い情熱を持つ主人公

主人公について夏野さんは、「土日祝日が休み、夜間診療もしない動物病院がほとんどのなかで、緊急を要する動物たちを救いたいと情熱を燃やしている頑張り屋さんです」と語る。

人間の医療と比べ、動物医療では夜間や休日の対応体制が十分ではないケースもある。そんな現実のなかで、“少しでも多くの命を助けたい”と奔走する鹿島の姿が、本作の大きな魅力となっている。

また、続編について聞くと、「完結の読み切り作品となります。続きは…描きたいのですが、今のところ余裕がないので『なし』と答えておきます」とコメントした。

現在は『SSS』を連載中

夏野ばな菜さんは現在、「ジャンプルーキー!」で『SSS』を連載中。サラリーマンたちの日常を描くラブコメディ作品で、以前描いていた『SS』の続編にあたるという。

「登場人物たちが結婚し、家族が増え、にぎやかな日常を描いています。よければ一度読んでみてくださいね」と作品を紹介した。

そのほかにも、企業漫画や子ども向け学習図鑑の挿絵など幅広く活動しており、「新規のお仕事も募集中です!」とのこと。『ER vet』で夏野さんの作品に興味を持った人は、ほかの漫画もチェックしてみてほしい。

取材協力:夏野ばな菜(@NatsunoBanana)

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