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「それ、聞いていないんだけど」事前に共有したにも関わらず平気で言う課長。だが、チャット履歴を見せると、課長の態度が変わった

  • 2026.5.26
「それ、聞いていないんだけど」事前に共有したにも関わらず平気で言う課長。だが、チャット履歴を見せると、課長の態度が変わった

会議室の空気が変わった瞬間

チームで数週間かけて進めていた業務の進捗報告会議だった。

スケジュール変更や作業内容の更新について、直属の課長を含むチームメンバーへ、チャットアプリとメールで何度も共有してきた。

重要な変更が出るたびにすぐ送り、担当者への個別連絡も怠らなかった。

共有した際に課長から特に異議はなく、私は安心して当日を迎えた。

会議が始まり、報告を進めていたちょうどそのとき、課長が急に口を挟んできた。

「それ、聞いていないんだけど」

一瞬、場が静まり返った。参加していたメンバーの視線が一斉に私へ向く。

説明が足りなかったのか。事前の連絡が抜けていたのか。言葉を選びながら「改めて確認します」とだけ答えて、その場はとにかくおさめた。

でも心のなかには、じわじわとしたモヤモヤが広がっていた。

確かに共有した。何度も確認した。

それなのに、なぜ準備不足のように扱われているのだろう。

会議室を出てからも、その感覚は消えなかった。このまま流して終わりにするべきなのか。でも、事実として共有していたのに黙ったままでは、今後も同じことが繰り返されるかもしれない。そう考えて、その夜に過去のやり取りをすべて洗い直すことにした。

記録を並べたあと、課長が言った言葉

チャットのログを遡ると、課長のアカウントに既読がついていた。

日付も、本文の内容も、すべて揃っている。

証拠は十分だった。むしろ想像以上にきちんと記録されていた。

翌日、静かに課長のデスクへ向かった。感情的になるつもりはなかった。

怒鳴り込むのではなく、ただ事実として確認してほしかった。

感情が入れば、話の焦点がずれる。大切なのは記録が示す事実だけだ。

「昨日の件ですが、少しよろしいですか」

画面を開き、チャットの履歴とメールの送信記録を順番に見せながら説明した。

送信日時、内容、既読の状態。声を荒らげることなく、淡々と。感情的になれば話の本質が曲がると思っていた。だから、事実だけを丁寧に積み重ねた。

課長はしばらく画面を見つめ、少し間を置いてから口を開いた。

「確認不足はこちらのミスだった。ごめん」

短い一言だったが、それで十分だった。胸のなかにくすぶっていたものが、すっと消えていくのを感じた。

感情ではなく記録で話す。それが誤解を解く最短の道だと、この日改めて実感した。冷静でいることは、弱さではなく武器になる。そう思えた出来事だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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