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「忙しいの見れば分かるでしょ」声をかけた瞬間に冷たくあしらわれた。モヤモヤを抱えた私が気づいたこと

  • 2026.5.26
「忙しいの見れば分かるでしょ」声をかけた瞬間に冷たくあしらわれた。モヤモヤを抱えた私が気づいたこと

声をかけたのに、何も言えなかった

仕事帰りに立ち寄った雑貨店でのことだ。棚を眺めていると、商品の場所を確認したいことがあった。

レジ近くにいた店員のほうへ足を向け、声をかけた。

「すみません」

相手は振り返ったが、面倒くさそうに眉根を寄せた。

「忙しいの見れば分かるでしょ」

そう言い捨てて、別のスタッフに呼ばれた店員は会釈しながら奥へ消えた。

私は伸ばしかけた手が空中で止まったまま、棚の前で立ち尽くした。

夕方の混雑する時間帯で、店員たちは絶えず動き回っていた。

もう一度だけ、と思って近づいたが、目も合わせてもらえなかった。

3回目に声をかけたとき、ようやく返ってきたのは「で、何ですか」という低い一言だった。

結局、商品の場所だけ短く聞いて店を出た。

帰り道、ポケットに手を突っ込みながら歩いていると、なんとも言えないモヤモヤが胸の中に広がっていた。

店員が忙しかったのは事実だ。それはわかっている。

でも、あの「見れば分かるでしょ」の冷たさが頭にこびりついて離れなかった。

(でも、なんで声が出なかったんだろう)

少し立ち止まって考えた。

思い返すと、似たようなことが何度かあった気がした。

混んでいる飲食店でオーダーをなかなか伝えられなかったこと。

窓口に並んでいて、もう少し説明が欲しいと思いつつ流してしまったこと。

その都度、「まあいいか」と飲み込んできた積み重ね。

何かを要求するのが申し訳ないような感覚が、いつの間にか自分に染みついていたのかもしれない。

遠慮がついた習慣に気づいた夜

悪気はなかった。相手の事情を察しての行動だったとも言える。

ただ、結果として毎回自分の要件を後回しにしてきたわけで、それが積み重なって妙な疲れを生んでいるのかもしれなかった。

帰宅してから少し考えた。相手が忙しいかどうかは確かめるまでわからない。

声をかけて断られたら、そのときに諦めればいい。

どうせ引っかかるなら、聞いてから引っかかるほうがまだ前向きじゃないか。

単純なことだ。

でもその単純なことを、どこかで「迷惑をかけたくない」「空気を読まないといけない」という感覚が塞いでいたのかもしれない。

自分の遠慮は、相手への配慮というより、傷つきたくない自分を守るためのものだったのかもしれなかった。

翌日、昼休みに別の店で似たような場面があった。忙しそうな店員に声をかけようとして一瞬躊躇したが、今度は小さく「少しいいですか」と口にした。

「はい、どうぞ」

店員は笑顔でそう答えてくれた。

それだけのことだったけれど、昨日の帰り道のモヤモヤが少しほぐれた気がした。自分の遠慮が積み重なっていたと気づいた、そんな一日だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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