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『アメリカン・サイコ』公開25周年 クリスチャン・ベイルのすごい裏話5選!!

  • 2026.5.24
クリスチャン・ベイルが主演した『アメリカン・サイコ』より 写真提供:AFLO width=
クリスチャン・ベイルが主演した『アメリカン・サイコ』より 写真提供:AFLO

名優クリスチャン・ベイルが連続殺人鬼を演じた『アメリカン・サイコ』が日本公開され、今月で25周年だ。ベイル演じる端正なマスクの金融マンのハイソなマンハッタンの暮らしと、引き起こす凄惨な連続殺人の強烈なギャップのインパクトでもおなじみの本作。今回はそんな本作より、主に主演のベイルに関する裏話5つを紹介する!

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本作の原作はブレット・イーストン・エリスの長編小説。1980年代後半のマンハッタン・ウォール街を舞台に、投資銀行の副社長という恵まれた地位にある一方、快楽殺人を繰り返すサイコパスな主人公を描くサイコ・ホラーだ。クライマックスの白黒つかない何とも言えない余韻も印象的な一作だ。

本作で殺人鬼を見事に演じきったベイルは注目され、2005年よりクリストファー・ノーラン監督によるDCコミックのヒーロー、バットマンの実写映画3部作(ダークナイト・トリロジー)で主演のブルース・ウェイン=バットマンを演じたほか、『ザ・ファイター』、『アメリカン・ハッスル』、『バイス』など数多くの作品に出演し、その地位を確立した。

■主演=ディカプリオかもしれなかった!?

名作映画の中には「実は主役は当初あの俳優だったが、ワケあって降板した」という裏事情が少なくない。本作『アメリカン・サイコ』もその1作で、メアリー・ハロン監督は当初よりベイル主演を熱望していたが、制作スタジオ側は、すでにこのとき『タイタニック』などで若手スター俳優だったレオナルド・ディカプリオ主演で話を進めてしまった。

ただ、ディカプリオとの交渉が頓挫し、結果的に監督の望む通りベイル主演となった。のちにベイルはこの件に触れ、自身の今のキャリアがあるのは本作も含め「彼がオファーを断ったおかげ」だと冗談めかして語っている。幸い、本作はベイル主演で映画史に残る名作となったが、ディカプリオが演じる殺人鬼ベイトマンも見たかったかも…と思うのは私だけ!?

■モデルはトム・クルーズ!?

狂気のシリアル・キラー役を演じるに際し、ベイルは撮影前にハロン監督とさまざまな議論を交わしたそう。のちにハロン監督はインタビューに答え、ベイルは当初、本作を演じるために実在のシリアル・キラーの行動を勉強していたという。ところがある日電話をかけてきて、「たまたまテレビのトークショーを見ていたらトム・クルーズがゲストだった」「彼はとてもフレンドリーに話しているようだけれど、目が笑ってない。目の奥に表情がないんだ。参考になるよ」と、話したとか。なんとベイトマンを演じるにあたって、トム・クルーズを参考にしていたという

多くの映画で世界を救うヒーローを演じ、悪役は数えるほどしか演じたことがないトムだが、素の状態でテレビに出演していた姿が殺人鬼役のモデルにされたのは、心中複雑かも?

■行ったことがないジムに6週間通い詰め!

のちに『マシニスト』で1年間眠れずガリガリにやせ細った男、反対に『アメリカン・ハッスル』ででっぷり太った天才詐欺師を演じ分けるなど、作品ごとに肉体を作り変える執念の役作りで知られるクリスチャン・ベイルだが、若手時代であった本作でもその片りんがうかがえる。

鼻持ちならないセレブらしく健康に気を使い、トレーニングを欠かさないベイトマンを演じるため、ベイルはそれまで一度も行ったことがなかったトレーニングジムに1日3時間、6週間も通って肉体改造を敢行。そのかいあってか、本作では冒頭からマンハッタンの高層階の邸宅内をパンツ1枚でかっ歩するベイトマンが描かれ、筋骨隆々の肉体が、彼の実在感に説得力を持たせている。

■監督が「ロボ俳優」と呼んだ逸話とは?

■撮影外もアメリカなまりの英語

ベイルのなりきりぶりは肉体改造という外見だけでなく、しゃべり方という中身まで。イギリス出身のベイルだが、演じたベイトマンはニューヨーク・ウォール街の金融マンという役どころであり、劇中ではアメリカなまりの英語を使いこなしている。

さらに本番だけでなく、ベイルは本作のインタビューや、撮影現場での共演者やスタッフらとの談笑中もアメリカなまりの英語を使いこなしていたとか。なお、のちに『バットマン』シリーズなど多くの映画で「アメリカ人」を演じることが多いベイルだが、アメリカ人の中にはベイルが同国出身だと勘違いしている人が今も少なくないようだ。

■汗までコントロール!?

ベイトマンが同業の仲間たちとオフィスで談笑する中、お互いの名刺を出して自慢し合うシーン。紙質や色、印刷手法、フォントなどなど…どうでもいい人からしたら死ぬほどどうでもいい些細なことで張り合う男たちのバカバカしさを皮肉たっぷりに描く、本作でも屈指の名シーンだ。

そのシーンでベイトマンは、ライバル、ポール・アレンの名刺のできの良さに恐れおののき、額を汗でテカらせる。そのように劇中では何度かベイトマンが顔に汗をかくシーンがあるが、これらは霧吹きなどで水を吹きかけているわけではなく、ベイルの本物の汗だったとか。汗までもコントロールしてしまう主演俳優に対して、監督は「ロボ俳優」(Robo Actor)というあだ名をつけたそうだ。

(文・神尾祐介)

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