1. トップ
  2. どうぶつ
  3. 入園料440円がくれる癒やし 市川市動植物園の「パンチくん」たちの穏やかな日常を今は静かに待つ

入園料440円がくれる癒やし 市川市動植物園の「パンチくん」たちの穏やかな日常を今は静かに待つ

  • 2026.5.20
image

サル山への侵入事案というトラブルから数日が経過した市川市動植物園(千葉県)。17日の事案発生を受け、サル山周辺のバリケードが柵から遠ざけられ、ネットが張られるなどの対応がとられました。そして18日夜、公式Xで「サル山撮影の全面禁止も議論に」という今後の方針に関する投稿があって以来、現在までアカウントの更新は途絶えています。公式発表が止まっている今、市川市動植物園がこれまで私たちに提供してくれていた価値について、改めて考えてみたいと思います。

静かなタイムラインと、ファンに広がる「待つ」という連帯

市川市動植物園の公式Xから毎日届いていた動物たちの日常や、「パンチくん」の姿。それらがタイムラインからふっと止まった今、SNSのフォロワーの間には、「またいつもの市川市動植物園に戻るまで、静かに待とう」という雰囲気が広まっています。

SNSを通じて、常に新しい情報や写真がすぐに手に入る時代。しかし、事件後の静かなタイムラインを前に、多くのフォロワーが「新しい情報」を急かすのではなく、園の平穏を祈りながら静かに見守るという選択をしているようです。

「440円の平和」のありがたさ

市川市動植物園は、一般入園料は440円。手頃な価格で、動物たちとのふれあいや学び、そして数え切れないほどの癒やしを受け取ってきました。

公式Xが日々届けてくれていた温かい投稿も、園のスタッフが動物たちと真摯に向き合う中で切り取ってくれた、貴重な「平和のおすそ分け」でした。

動き出すその日まで、「見守る」という応援を

現在、市川市動植物園は特別な休園措置をとることなく、通常通り開園しています。バリケードが広がり、ネット越しに見るサル山の風景に、少し寂しさを感じる来園者もいるかもしれません。しかし、それはサルたちの命と安全を守るための大切なものです。

公式Xのアカウントが再び「今日のパンチくんです」と、いつもの穏やかな日常を投稿してくれるその日まで、ルールとマナーを守り、このかけがえのない場所をみんなで守っていくという姿勢で、静かなエールを送り続けたいと思います。

ライターコメント

入園料440円の小さな動植物園が、私たちの日常にどれだけ大きな「癒やし」という価値を提供してくれていたのかを改めて噛み締めています。SNSに広がる、「今は静かに待とう」という空気。いつもの穏やかな園の姿が戻る日を、私も心から待っています。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

元記事で読む
の記事をもっとみる