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飲食店で“うるさい女子高生”。見た目で判断してごめんなさい! 彼女たちの『粋な行動』に感謝!

  • 2026.5.20

筆者の話です。
誕生日の食事中、にぎやかな女子高生の様子に戸惑いを感じていました。
けれど、思いがけない『静かなお祝い』に触れて──。

画像: ftnews.jp
ftnews.jp

にぎやかな席

「にぎやかだな」
友人の誕生日に食事へ行きました。
事前に誕生日プランを予約し、店員に歌われるのは恥ずかしいので、ケーキだけ静かに出してもらうようお願いしていたのです。

店内は満席で、料理の香りと人の話し声が混ざり合い、にぎやかな空気に包まれていました。
メニュー豊富な食べ放題のお店。

向かいの席には女子高生のグループが座り、大きな声で笑い合っています。
グラスを片手に身を乗り出しながら話す様子に、落ち着いて過ごしたい自分との温度差を感じ、心のどこかで冷ややかな視線を向けてしまっていました。

募る違和感

楽しそうな笑い声が続き、会話の内容までは聞こえないものの、こちらの声が少し通りにくく感じます。
友人の言葉を聞き返す場面が増え、少しだけ会話が途切れる瞬間もありました。

フォークが皿に当たる音や、店員が料理を運ぶ足音に重なるように、明るい声が何度も響きます。
周囲を見渡すと、同じように食事を楽しむ人たちの姿がありました。

それでも、会話の途中で急に笑い声が大きくなる瞬間が何度かあり、そのたびに少し驚いてしまいます。
静かに食事をしたい気持ちとの間に、うまく言葉にできない引っかかりが残りました。
「もう少し静かにしてくれたら」という身勝手な不満が、胸の中に小さく芽生えていたのです。

静かな祝福

やがてケーキが運ばれてきて、私たちが小さな声でお祝いしました。
すると、隣の賑やかさがふっと止まったのです。
私たちのテーブルに気づいた彼女たちは、顔を見合わせると、今度は声を抑えて静かにハッピーバースデーを歌い、指先だけの小さな拍手でお祝いしてくれたのです。

さっきまでのにぎやかさが嘘のように、小さな声で、小さな拍手で、控えめに。
それでも、テーブル越しにまっすぐ気持ちが届いてきました。
その様子に、胸の奥がふっとゆるみます。
さっきまで「うるさい」と感じていた自分の見方が、少し恥ずかしくなりました。

見方の変化

見えている一面だけで判断していたのかもしれません。
にぎやかに見えた時間の中にも、周りに気を配る姿や、さりげない優しさがあったのだと気づきます。

それ以来、人の一部分だけで決めつけるのではなく、少しだけ立ち止まって見ようと思うようになりました。
思い出に残る誕生日とともに、自分の見方を見直すきっかけになった出来事です。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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