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「第1回映画館大賞」スペシャル座談会で、LiLiCo&LEO、映画系ウェブメディア編集長たちが熱い議論!「今年は洋画が完全に戻ります!」

  • 2026.5.14

映画館への来場促進と、映画文化のさらなる活性化を目指し、3000名を超える全国の映画館スタッフの投票によって「より多くのお客様に観てほしい作品」を選出する「第1回映画館大賞」。その授賞式およびスペシャル座談会が、5月12日に109シネマズプレミアム新宿にて開催された。

【写真を見る】元映画館スタッフのLEOが、映画館で一番好きなところは?「扉を開けた瞬間の…」

アンバサダーのLEOが、映画に背中を押された瞬間とは?

2025年に公開された作品の中から、映画館スタッフの投票で選ばれる「映画館大賞」 [c]「映画館に行こう!」実行委員会
2025年に公開された作品の中から、映画館スタッフの投票で選ばれる「映画館大賞」 [c]「映画館に行こう!」実行委員会

「第1回映画館大賞」の対象となるのは、2025年に劇場公開された988作品(再上映、ODS、1館のみの上映作品を除く)。100館以上の規模で上映された日本映画と外国映画、すべてのアニメ映画、2館以上の100館未満の規模で上映された実写作品から選ばれる「掘り出し映画部門」の計4部門に分類され、それぞれで1位になった作品のなかから大賞を選出。また、今年の4月以降に上映される作品のなかで映画館スタッフが期待を寄せる作品も、日本映画と外国映画それぞれで選出された。

記念すべき第1回の大賞に選ばれたのは、国内実写映画の記録を塗り替える社会現象級のヒットとなり、「日本映画部門」で第1位に輝いた李相日監督の『国宝』(公開中)。また「外国映画部門」の第1位には『ウィキッド ふたりの魔女』(24)が、「アニメ映画部門」の第1位には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(25)が、「掘り出し映画部門」の第1位には第98回アカデミー賞で史上最多の16部門にノミネートされた『罪人たち』(25)が選ばれることに。

第1回の大賞は『国宝』に! 李監督が喜びのスピーチ [c]「映画館に行こう!」実行委員会
第1回の大賞は『国宝』に! 李監督が喜びのスピーチ [c]「映画館に行こう!」実行委員会

大賞の受賞楯を受け取った李監督は「(映画を)届ける側の一員である方々と、映画を通じて連鎖し、良い循環を生めたのではないかと感じています」と感無量の面持ちでスピーチ。さらにアンバサダーを務めたLiLiCoから、多くの観客に愛された理由を訊かれると「日本の文化や歌舞伎の奥深さの再発見に繋がったことや、人がなんのために生きてなにに必死になるのかという人間ドラマを観客の皆さまが待っていたのではないかと感じています」と語り、同じくアンバサダーのLEO(BE:FIRST)から次回作の予定を訊ねられると「『国宝2』を作ります(笑)」と冗談を交え、会場の笑いを誘っていた。

授賞式の終盤、自身も映画館で勤務した経験があるLEOは「映画館で作品を観ることで“自分の人生の主人公は自分自身だ”と再確認できる瞬間が多々あります。練習生として頑張っていたころ、先生から『いまは音楽はいいからこの映画を観に行きなさい』と言われ、その映画を観て自分がやりたかったことを思い出してオーディションに向かったこともありました」と、映画に背中を押されたエピソードを披露。

“第2回”でもアンバサダーを務めたいとアピールしていたLiLiCo [c]「映画館に行こう!」実行委員会
“第2回”でもアンバサダーを務めたいとアピールしていたLiLiCo [c]「映画館に行こう!」実行委員会

またLiLiCoは「映画は一本の作品で人生の考え方やあり方を変える力があります。そして映画は“映画館で観るもの”だと私は思っています。自分の考えが変わったり、ひとつのセリフに助けられたり、ビタミンやパワーをもらえる“大きなボックス”のような場所。いまはなんでも自動で買える時代ですが、ぜひ窓口でチケットを買ったりして、人と繋がれる場所としての映画館を大切にしてほしいです」と熱い想いを語り、来年の「映画館大賞」開催への強い意気込みをあらわにした。

2026年の映画興行はどうなるのか?

授賞式の後に行われた「スペシャル座談会」には、「MOVIE WALKER PRESS」の下田桃子、「シネマトゥデイ」の下村麻美、「映画ナタリー」の黛木綿子、「映画.com」の大塚史貴と、日本を代表する映画系ウェブメディアの編集長4名が登壇。LiLiCoとLEOと共にクロストークを展開した。

映画メディアの編集長たちが注目する、2026年の公開作は? [c]「映画館に行こう!」実行委員会
映画メディアの編集長たちが注目する、2026年の公開作は? [c]「映画館に行こう!」実行委員会

最初のお題は「2026年、私の期待の推し映画!」。マーベル作品が大好きだというLEOが『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』(12月18日公開)への期待を語るなか、編集長たちはそれぞれの視点で注目作を紹介。大作映画への出演が一挙4作品続くゼンデイヤの出演作を挙げる下田に、『シンプル・アクシデント/偶然』(公開中)や『箱の中の羊』(5月29日公開)など直近の公開作を挙げる下村。

黛は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(7月31日公開)に加え、「人魚たちが日本の銭湯に並んでいる場面写真だけで『大画面で観たい!』と確信しました」と、ギリシャやフランス、ドイツ、スペイン、ルーマニア、日本の6カ国による国際共同製作作品である『タイタニック・オーシャン』( 2026年公開)をチョイス。また大塚は『Michael/マイケル』(6月12日公開)と、『ゴジラ-0.0』(11月3日公開)への強い期待感を語った。

【写真を見る】元映画館スタッフのLEOが、映画館で一番好きなところは?「扉を開けた瞬間の…」 [c]「映画館に行こう!」実行委員会
【写真を見る】元映画館スタッフのLEOが、映画館で一番好きなところは?「扉を開けた瞬間の…」 [c]「映画館に行こう!」実行委員会

続いて「私の偏愛!映画館のここが好き!」というお題に移ると、LEOは「扉を開けた瞬間の非日常感と、機材やシートが混ざった“夢の世界の匂い”」と回答。下田は「作品に合わせて劇場や時間帯をパズルのように選ぶのが、映画好きとして最高の贅沢」と語り、下村は「街の文化と密接に関わっている、生活に溶け込んだ映画館の記憶を大切にしたい」と、映画館という空間そのものへの深い愛情を表明。

また、「上映後の人々のつぶやき」と回答した大塚は、「『トップガン マーヴェリック』を観に行った時に、お母さんに『お小遣いあげるからラージフォーマットで観なさい』と言われた大学生が『お母さんナイス!』と叫んでいたのを聞いて、心の中でガッツポーズしました」という心温まるエピソードを話し会場を和ませる。

洋画がかつての勢いを取り戻すことなど、それぞれが2026年の映画界への期待を語った [c]「映画館に行こう!」実行委員会
洋画がかつての勢いを取り戻すことなど、それぞれが2026年の映画界への期待を語った [c]「映画館に行こう!」実行委員会

そして最後に「2026年、ずばり今年の映画興行はどうなる!」というお題になると、各メディアのトップが鋭い視点でトレンドを大予想。LiLiCoが「今年は洋画が完全に戻ります!『プラダを着た悪魔2』や『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』など、ファンが戻る作品が多い」と分析すると、大塚も「信頼できる“ブランド”のある作品が、興行を牽引していくでしょう」と断言。インディーズ作品の台頭や海外の動きなども含め、映画文化のさらなる発展を願いながら熱量たっぷりの議論が交わされていた。

「第1回映画館大賞」受賞結果一覧

映画館大賞

『国宝』(東宝配給)

映画館でこそ観るべき!日本映画部門

第1位:『国宝』(東宝配給)

第2位:『爆弾』(ワーナー・ブラザース配給)

第3位:『ファーストキス 1ST KISS』(東宝配給)

映画館でこそ観るべき!外国映画部門

第1位:『ウィキッド ふたりの魔女』(東宝東和配給)

第2位:映画『F1(R)/エフワン』(ワーナー・ブラザース配給)

第3位:『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(東和ピクチャーズ配給)

映画館でこそ観るべき!アニメ映画部門

第1位:『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(東宝・アニプレックス配給)

第2位:『チェンソーマン レゼ篇』(東宝配給)

第3位:『ズートピア2』(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)

もっとひろがれ!掘り出し映画部門

第1位:『罪人たち』(ワーナー・ブラザース配給)

第2位:『WEAPONS/ウェポンズ』(ワーナー・ブラザース配給)

第3位:『新幹線大爆破』(Netflix映画)

映画館スタッフイチオシ 日本映画部門

第1位:『劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」』(東宝配給)

第2位:『キングダム 魂の決戦』(東宝配給)

第3位:『ゴジラ-0.0』(東宝配給)

映画館スタッフイチオシ 外国映画部門

第1位:『プラダを着た悪魔2』(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)

第2位:『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(東宝東和配給)

第3位:『トイ・ストーリー5』(ウォルト・ディズニー・ジャパン配給)

文/久保田 和馬

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